脚注


未読本の壁面(抜粋)

活字中毒について

略して活中(かっちゅう)ね。wikiも有ったわ。

そうそうやっぱ椎名誠だよ。「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」や「さらば国分寺書店のオババ」とか「哀愁の街に霧が振るのだ」とか読みましたよ。懐かしい。でね、この都合のよい言いぐさってば福音でした。仲間仲間。

私の場合はどちらかというと、何もしないでぼ〜と座ってる事が出来ない→時間がもったいない→何でもいいから読み物が欲しい。だけ。読むモノがあれば落ち着くんで軽症のつもり。だって、年中忙しい生活が続くとさ、時間の有効利用が命題でしょ。ぼ〜としてるくらいならワシワシと読書ですよ。未読本の壁面を前にして(横向きが未読のしるし)、出来れば死ぬまでに読みつくしたい・・・・と桃色吐息なのでした。

ひとりでレストランに行く時に、手持ちの本がなかった時があるのよ。そんな時に便利なのが、新刊案内とか文庫目録とかですね。無料だしそれなりに読めるもん。○○文庫の100冊とかさ。あと、寝る前は必ず本を読む。本を読みながら眠くなるのが至福。最近は、すぐに至福が訪れてしまうのが悩みではあるけどさ。書きながら思ったけど、これってスマホ依存症と似てるかも。間無しスマホ画面をスクロールしてる人って良く見かけるでしょ。なんだ時代を先取りしてただけじゃん。なんてね。

出来れば紙の方がベターではある。しかし、何もないよりは有る方が遥かにマシ。だから、スマホとiPadには青空文庫からダウンロードした古めのミステリーがいつでも読めるようになってます。移動中に手持ちの本を読み終わってしまった時はどうよ?道中が短い場合は、最初から読み直すけど、時間が長かったら多分スマホするだろうなと思ったの。沢山入れても重くないし、新刊のDLだって出来る。この利便性を前にして、いつかは紙から寝返ってしまうかもしれない不埒なあたし。

そうそう、ある時、会社で水害があったのよ。ちょっとした豪雨だったのに道路や駐車場が水浸し。ビックリ。その時に思ったね、自宅は会社から歩けば2分くらいなんだけど、それでも、もしかしたらこのまま避難してなきゃいけなくなる可能性もあるよ。油断大敵じゃん。読むモノは肌身離さず携えてないといかん、寝れんもん!それ以来、ペンライトと本を必ずバッグに入れてる人になったのです。ペンライトがどれほどの必需品であるかは、その道の人には必ずやご理解いただける筈。

念のため、自宅にはソーラー充電のランプを常設した。ソーラー充電はどうなんだろ?吉と出るか凶とでるかは賭けですな。ちゃんちゃん。


Webについて


インターネットの歩き方・ネットトラヴェラーズ

初めてWWWを体験した時に、こんなに簡単にクロスボーダーしてしまうシステムが存在してて良いのか?と思いましたね。スパイ小説を山ほど読んでいるので国境越えのポテンシャルには敏感になるよ、どうしたって。でも、案外話題にならなくて不思議だった。ベルリンの壁は1989年11月崩壊してたから物理的には何でも有りなんでしょうけどね。

1995年頃かな。当時は情報の提供もアイディア一発勝負ってのが氾濫してました。確か、カーネギーメロン大学のコーヒーメーカーね、これにWEBカメラが付いていて、珈琲がポタポタ貯まるのや、時々それを汲みにくる学生さんが見えるの。世界中で、ただそれを見てるの、それだけなの。そんなの面白いワケないじゃん。まぁ、まだリアルタイム映像の配信は珍しかったけどね。でもね、時差があるでしょ、こちらは深夜にひとりで仕事をしてるのに、世界は明るいし、動いてるじゃんという感触がとってもリアルだった。

ドメイン管理の実態は、見えにくかった。国の識別の前に英語圏に浸透してる識別も有ったりして。しかし、どうしたってアンダーグラウンドが出来てしまう事は垣間見えたですよ。既にディープな世界がそこここに有ったしね。物事は主流とサブが出来ることで切磋琢磨して反映すると思ってるんです。そして大いなる欲望こそが、更なる進化を生むんだよね。なのでそんなこんなの混沌状態があるからこそ、このシステムは浸透するんだろうなと確信した。VANとかniftyとかそれなりに管理された独自のネットワークが出ては消えしてたから、ネットワークそのものには懐疑的な人もまだまだ多かったのです。

※さらなる過去記事
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