定家本「若紫」と秋のおさんぽ

2020年3月〜2021年2月まで「Signet440通信」の更新をお休みしていました。再開しました。宜しくね!/2021.03.01
★旅行の在庫は完了。続いてひきこもり生活のアレコレです。いわゆる更新日は検索を意識して事柄の近似値にしました。記事の公開日は冒頭に記。

やがて追いつき追い越してしまう振り返りの記 2020年9月〜11月


吉田城と三河吉田藩・藩主大河内松平家の歴史と文化@豊橋市美術博物館(2020.09.04)

[公開日:2021.07.20]
2020年8月は真夏日が多く厳しい暑さだった。年々歳々厳しさが増してるように思うんだけど、気のせいじゃないよね。特に日中にマスクしてのぶらぶら歩きは蒸れ蒸れだし、背中はじりじりと焦げてしまいそう。だからお出かけは食料品の買い出しと本屋のみ。夕方になってから、ご近所ウォーキングって感じの日々。良い子にしていましたよ。

そんなこんなで、涼しくなったら行こうと思ってたケド、待ってても涼しくはならんのう。そろそろ行っておかないと会期が終わってしまうわ。残り1週間を切ってしまったので慌てて豊橋市美術博物館へお出かけ。

定家本源氏物語「若紫」の初公開

名称:吉田城と三河吉田藩・藩主大河内松平家の歴史と文化
会期:2020.07.22〜09.13
会場:豊橋市美術博物館

吉田城の時代はあまり興味はないんだけど、今回はお目当てのお品が展示されるんですよ。とても楽しみにしておりました。招待券をいただいてたし、妹(大阪在住)がこの会期中に帰省する予定だったのだ。それは好都合だよ、一緒に行こうと言ってたんだけど、緊急事態宣言で外出が不自由になり、妹は断念したのだった。え〜ん。

じゃん!藤原定家本「源氏物語」の「若紫」です。これの本邦初公開が有ったのです。吉田城のお殿様の末裔の方(大河内家)がご自宅(東京)で発見されて京都の冷泉家時雨亭文庫さんが鑑定。新たな写本が見つかったとのニュースはyahooで見たのだったと思う。わぉ〜特に「若紫」だなんてロマンがあるなぁ素敵じゃんと驚きだったのよ!!大河内家凄いわ!!で、もしかして豊橋でもお披露目があるかもしれないぞと密かに狙ってた私。朗報は、ほぼ忘れかけた頃にやってきた(笑)。

展示のメインは吉田城の調査と伝来の品々ですね。結構ボリュームがあり、充実してました。さすが東海道筋の城下町だわ、町名が結構残ってるからか身内意識たっぷり。古地図も楽しく見させていただいた。

さて、お目当ての「若紫」の写本。誰もいなかったので、アッチからコッチからゆっくり愛でてきました。まぁ予想はしてたけど、開いてあるページしか見られない。そこはもどかしい。もどかしいけど、しょうがない。会期中に違うページが見られた日も有ったようだけどね。それで、やっぱお殿様の家って違うなぁと感嘆した事がある。この写本が入っていた木箱ですよ。保存状態バッチリ。これが鎌倉時代の物だなんて嘘でしょ〜と叫びそうなくらい綺麗な状態だったのです!!

正倉院などなどの宝物だとね、専門職の方々が守り継いできたと思うから、保存状態が良くてもそれはそれ。常人の及ばない事柄つーか秘訣つーか叡智の結集であろう・・・と思うのよ。費用もかかっているだろうとかさ。そこへいくと在野の場合はそうじゃないでしょ。ともかく湿気と戦わないといかんじゃん。よくぞ残してくれましたと云わんばかりの体裁の時もある。こちらのお品は違う。めちゃめちゃ超然としてるの!!!後光が差してるようでしたもん。

チラシには箱の写真が載ってるからスキャンしてみた。が、うむむぅ。元のお写真の出来が悪いんだな。輝度は上げてみたけどね。本体25,000円もするそうなんだからもっとちゃんと撮影しようよ。駄目だよ。と私は思う。まぁ箱を目当てに買う人はいないんだろうけどね(笑)。

鑑定をした京都の冷泉家さんはさ、重要文化財の公家屋敷にお住まいでございます。敷地内には「御文庫」と呼ぶ土蔵が有り、貴重な品々が先祖から伝わってるようだったんだよね(TV番組で拝見した)。この「若紫」もそれに匹敵するような良い環境にいらっさったんじゃないかと思ったのだった。素晴らしい事ですわん。

画像検索してみたら見つかったので、勝手にリンク。少し下にスクロールしてね。いかがでしょう?百聞一見と私は思う。湿度調整や防虫防かびならお任せの桐箱が偉かったのかもしれないけどね。献上品としての品格バツグンじゃん!なんと「豊橋御道具記」という記録簿があり、寛保三年(1743年)に福岡藩主黒田継高から松平信祝へ贈られたと記されているんだよ。まさに雲上の世界なり!!と思ったものでした。

DAIHOU つながるマーケット OCTOBER 2020

6月に開催して好評だった大豊商店街イベントの秋版が開催された。アーケードの軒先を利用した出店と既存店とのコラボ「DAIHOU つながるマーケット OCTOBER 2020」ね。10月の毎週土曜日。とよはしまちなかスロータウン映画祭とのコラボ企画もあり、それなりにお出かけして楽しみました。記録もしましたよん。

とよはしまちなかスロータウン映画祭のスピンアウト企画も開催。豊橋市美術博物館にて開催中の手塚治虫展(2020/10/3[土]~11/23[月・祝])関連イベントとして、マンガ家の田中圭一さん、上野顕太郎さんによるトークを水上ビルのアトリエ「冷や水」からライブ配信したのだった。

進行は豊橋出身のマンガ家河井克夫さんで、後半には特別ゲストとして手塚るみ子さんが参加。前半はさすがマンガ家さん同士のツッコミだなぁと感嘆につぐ感嘆。特に、これでもかのマニアックな進行ぶりが楽しかった。とても充実したトークだった。手塚さんが参加してからは、ややベタな話題も飛び出したし華やぎましたね。配信数もガンガン伸びてました。

秋のおさんぽ

健康の為に、ともかく歩かないとね〜と義務のように何年か続けてきたウォーキング。毎日6,000歩程度が目標。でね、歩くことそのものを楽しくしようと思った事はなかった。iPodを聴きまくってた事は有ったけどね。それより、この時間を本当は読書に使いたい。運動すると身体が疲れるし、時間がもったいないじゃん。ちゃっちゃと終わらせよう。って感じだったのだ。

2020.9.13以降は、スマホを持って歩いてる時は、ほぼドラクエウォークがオンの状態。つまり、パラレルワールドでは、基本的に勇者が魔物とオートで戦っておる。昼夜を問わずね。世界平和は時々やってくるけど、すぐに次の厄災がやってくる。さて、ゲームを開始した時はさ、散歩そのものが楽しくなってテーマが変わるかな?と思ったよ。でも、やっぱり歩くのは面倒で、時間がかかるじゃんと思ったママだった(笑)。怠惰な性分なんだな、へへへ。

しかし、さすがにいつまで続くのだろうのこの度の閉塞感。たまらないなぁ。そんなこんなのコロナ禍。で、やっと散歩は気晴らしになると気づきました。遅い、遅すぎる気づきだよ。でもさ、気づきはめっきり遅くても方向転換は早いよ。家でどんよりしてるよりは、すぱっといこうぜっ。天気が良い時だけだけどね。てか、秋はそんな事を思いつくのにうってつけのシーズンじゃん(笑)。

シネコンのあるエリア(豊橋市藤沢町)には、お気に入りのケーキ屋さんがある。だから、映画を観る→ケーキを買い込む→そしてバスで帰る、は元々セットだったのだ。しかし、このコロナ禍で以前の頻度で映画館へ行かなくなっちゃった。だから美味しい生ケーキにありつけてないんだな。そうじゃん、映画は観なくてもバスに乗って(通勤時間以外はガラガラ)ケーキを買いに行こう〜!!藤沢エリアでドラクエウォークしながら散歩してみたらどうだろ??ですよ。

あら、いいじゃんいいじゃん。住宅が多いし、小径が多くて、案外歩きやすいと大発見。大きな信号を渡ったりしなくても、なかなか充実した歩数が稼げてしまいました。知らないエリアなので物珍しいし、碁盤の目のような区画割だったのもベリグー。アッチにふらふら、コッチをふらふらがとても楽しい。しかも迷わない。映画は観ないので小一時間で満足感バリバリのお散歩ができましたとさ。また気晴らしにやって来よう。ケーキを買う。バス停への途中にスタバがあるので、すすっとお茶してしまう(笑)。なんと好都合なコースであることよ。飽きるまで攻略じゃね!の勢いなのでした。

※さらなる過去記事
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