弘前城の桜は咲いていたか

2019-04-21

弘前のゆるキャラ・たか丸くん

［4月19日］青森から奥羽本線に乗ってのんびりと弘前へやってきました。あらビックリ！さぶさぶ。そそくさとダウンを着込んでしまう。白神山地ってどうなんだ？と不安だったので、薄手のダウンを詰めてたのだ。持ってて良かった〜。ってか、これじゃ桜は無理だよねぇ。

私は弘前・弘前城が桜の名所と知らなかったんですよ。毎年桜のオッカケとか曰ってても世間知らず（笑）。ネットでお宿を取ってて、白神山地と青森は順調だったんだけど弘前のシティホテルは価格が高騰してるのさ。えっ！さくらまつり？？おっと、この時期に開花なのか・・・・無知蒙昧である。

あわあわと手持ちのムック「大人の桜旅（2012年刊）」を見ると【一度は見に行きたい絶景の桜名所九選】に入ってる。有名じゃん。吉野の桜はガッツリ見に行きたいと狙っているんだけど、弘前まで桜のオッカケする魂胆など無かったよ。まったくね。でもこのチャンスを前にして抗うことはないっしょ。きっと運命で宿命なんですよ。出逢えるものなら出逢いたいものである。急に気合いを入れちゃったのだった！！

弘前さくらまつりの開会式に遭遇す

［4月20日］執念ですかね（笑）ともかくソメイヨシノは開花はしました！なんたって弘前城では、この日さくらまつりの開会式をやってましたもん。とても見事な晴天で、ゆるゆるな日差しぶりなんだよ。前日より随分気温が上がってたと思う。見てるそばからずんずん咲き始めてるじゃんって感じだった。「弘前城」「岩木山」「ソメイヨシノ」これぞ全国区のスターなり（にわか仕込み・笑）。最初から狙ったワケじゃなかったんだし、上出来上出来。だよね？

［4月21日］またまた晴天。しゅわっちと再びの弘前城詣で。そりゃもう昨日より咲いてる筈でしょ。どうなっておるのかと思ってるより来たモン勝ちである。一応昨日とは違うコースを中心に桜ウォッチングをしました。いいじゃん、いいじゃん、昨日よりちゃんと咲いてるじゃんとご満悦！！！

定点観測その1・弘前城の外濠あたり

定点観測その2・日本一の桜のトンネル

桜のトンネルは25日頃が見頃かな？と地元のガイドの方が言ってらっしゃいました。なるほどね。陽当たりの関係かお城の前よりもちょい遅い感じでした。

暖かかったので、桜がずんずん咲いちゃいました！をお届けしました。ずっと以前なんだけど、私の通勤路は川沿いの桜並木だったのよ。春になると蕾から始まって日に日に盛り盛りになる。この日々の変化を楽しむのが大好きだった。弘前まで来て、全国区スターの素敵な開花ぶりを眺められるなんてラッキー！堪能しました。実は土日なんですよ。お城の広場ではアッチでもコッチでも盛大なお花見が繰り広げられていたのでありました。ストリート津軽三味線も出てて、ゴキゲンだった。むちゃウマだった！！

たっぷりすぎる建物ウォッチング

弘前は、活気があって楽しい街でした。市内には古い建物が多く残っていて、「趣のある建物」と題したガイドブックが有るわ、それらを巡るウォーキングコースが出来てたりで至れり尽くせり。桜ウォッチングだけでも、相当歩いたけど、歴史的建築物ウォッチングでもしこたま歩き回りました。次々に洋館に出逢うし、洋館のミニチュアまで有るもん。めくるめく楽しさだった。しかし、疲れ果てました・・・・。有名な建築家前川國男氏の作品もそれなりにウォッチング。

特に重要文化財「旧第五十九銀行本店本館（青森銀行記念館）」ですね。企業がお金をかけて保存・展示してる姿勢が素晴らしくて素晴らしくて幸せな建物だなぁと感嘆。偏愛物件で色々とピックアップするのでお楽しみに！この手の物件たちが貯まる一方なのが悩みだよ（涙）。でも感動した記憶を残したいの。

「弘前アップルパイガイドマップ」が有るし「弘前タルトタタンガイドマップ」まである。やっぱリンゴの国だよ、スイーツには困らんなと軽く考えていた。だって、洋館の大正浪漫喫茶室↑とかサロン・ド・カフェ・アンジュ↓とか素敵そうじゃん。

弘前城に近くて場所的には観光客用だよねぇと思いつつも、洋館でいただくスイーツは魅力的。外せないぞっっ。土日だったから、順番待ちもして気合い充分で挑みました。建物はため息が出るほど素敵だし、珈琲は大丈夫でした。ちゃんと淹れてます。しかし、スイーツはどちらも、これ・・・？あらら、そんなもん・・・？てな感じでした。ここ以外にも行ったのですが、アタリがなかった。無念である。

弘前のまちなか建物ウォッチング［偏愛物件］

1630年創業の老舗和菓子店「大阪屋」へもぶらぶら歩いて行ってきました。年季の入った物体が見えたので「螺鈿だよね、素敵な細工の小引き出しだね」と行ったらね、なんとこれってお殿様用の蒸籠（セイロ）なんですと！！！え〜こんな繊細な細工のものに熱をかけるの？？？？？と思ったけど、それは無謀。飾り蒸籠なのだそうだ。納める時に重箱じゃなくてこの蒸籠に入れたんだね。殿様って贅沢だなぁ。いやそういうリアクションじゃいかんか。

さて、妹から弘前はフレンチ料理の美味しいお店が多いと聞いてたのです。だから普通だったら素通りしちゃう店構えだったけど、ランチタイムだしと思い切って様子見。観光客慣れしたフレンドリーさを感じたので、よっしゃ〜と入店しました。おひとり様でフレンチってたとえランチでも緊張だしょ。でね、りんごの使い方が手慣れてて素敵でした。それだけでも愛知県人としてはひれ伏したい。ベリーグッド！！良い想い出になりました。