春の青森で縄文ウォッチング


三内丸山遺跡ご自慢のモニュメント

暖かくなったら青森の三内丸山遺跡を目指すぞ。そいで五能線に乗って帰ってこよう。そうじゃん途中に白神山地が有るよね。こんな風に今回のロードを決めました。

欲張らない欲張らない、あっさり行こうってなモン。最初はね(笑)。

びゅーっとやって来ました青森

晴天快晴。東北新幹線@東京から約3時間でびゅーっとやってきました。思ったよりシンプルな駅前でドキッ。夕食に苦労しそうだなとズキン。さて、まちなかウォッチング。おぅ!駅からぶらぶら歩いて海の方へ行けるじゃん。カッコいいなぁ。

その前にねぶたの家「ワ・ラッセ」が現れました。気合い充分の建物だよ、きっとデザインがご自慢なんだね。フレンドリー感なし、どこが正面だったんだろ?まったく解らなかったよ。ねぶたになんの興味もないのでサクッと入りすぐに退出。

「A-FACTORY」は考えさせられる展開だったなぁ。オサレな建物にオサレなパッケージのお土産品が並び、オサレなスタンド・バーやカレーのお店があるのだ。頭で考えた未来プロジェクトのようだよ。観光推進やらで、気合いを入れて作りました、でも聴衆はどこ?観光客はどこ?って感じ。あまりに空いてて緊張した。街のざわめきもぬくもりも無く、隔離されてる感じだった。平日だったからなのかもだけどね。

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸のご登場。しかし、見学は有料だったのでパスして外側だけウォッチング、へへへ。だって乗った事ないし、凄く古めかしい船でもないらぁ。伊勢湾フェリーと似たようなモンじゃないの?違うかなぁ、まぁいいや。それよりも、このエリア。今でも機能してそうな連絡船の発着所があるわ、列車の引き込み線だった跡があるわでメチャメチャ楽しかった。

心に残るまちなかウォッチングとなりました。「津軽海峡冬景色」の歌碑も有ったらしいけど、気付かなかったよ。

特別史跡・三内丸山遺跡

三内丸山遺跡は往復のバス時刻表完備。観光名所としてしっかりアピールしてる感じでした。解りやすくてエライ。青森駅からねぶたん号で約30分にて到着。お急ぎの方は新青森駅からねぶたん号に乗った方が早い筈。さて、GW前の平日。バシッと空いてる。まぁそれを狙ってこの時期にしたのでシメシメって感じ。

ガイドツアーに参加しました。遺跡内は結構広いから、案内があると迷わなくて楽だなぁ。そして見落としがないとも言う。そういえば遠足で静岡県の登呂遺跡に行ったじゃん。あそこも結構広かった記憶。さて、炎天下の遺構ってどうなの?

あらまぁ!遺構そのものはアルミ屋根の囲いの中にいらっさる。良かった!ガイドツアーで導いていただかなかったら素通りしてたかも(汗)。でね、この日は歩いてて暑いくらいだったのよ。しかし、建物の中はどこもひんやりしてました。

続いて復元した住居へ。わぉ入ってもいいんだね。わぉわぉ入口は狭いけど、入ってしまえば落ち着きのある空間。


ゲルと天井の明かりとり

1996年6月にモンゴルのゴビ砂漠へ行き、3日くらいゲルに泊まったんだわ。砂漠の真ん中に柵で囲まれた観光用のゲル村が存在するの。ゲル内は、床はなくて地面だった。部分的に敷物は敷いてたよ。

6月でも夜は寒くて羊の糞を乾燥させたものをストーブで炊いて暖をとったのよ。火力はバツグンでね、ゴーゴー燃えるんだよ。匂いもない。居心地はバッチリさ。今考えると得がたい体験だったなぁ。めっきりその時の事を思い出していましたね。(なんとその当時のHPにつかってた画像である。HP歴が長い。光回線などは夢の時代。ともかく転送容量を少なくしようと画像の最適化に励んでいたのよ。小さいね〜)

雨露さえしのげればそれは住居=安泰って雰囲気だったとも云う。ゲルには天井に明かり取りが有ったんだけど、こちらの復元した家屋には着いてなかったので暗い。早寝早起きの健康生活でっしゃろか。

土抗墓(大人の墓)にてメンテナンスが始まった。普段はガラスがあるので、剥き出しで見られてラッキーなんだそうだ。スプレーで何かを吹き付けて、刷毛を使ってたような。苔やカビの対策をするんだって。博物館内じゃないので、気温や天候の変化とか気苦労も多そうだ。

ツアーにいた人が「僕はこのような三階建てとは思っていない」と言ってました。見た人はいないんで諸説は諸説ですよね。頑張って復元したんだよね、他とは違う形状だからインパクトはあるよね。このスタイルにしようと言ったモン勝ちの世界かもだ。ともかく、暑いし日陰がないからさ、日傘が欲しいじゃんとか思って眺めてた。

縄文時遊館・さんまるミュージアム

縄文時遊館のさんまるミュージアムは、思ったより展示物が少なくて拍子抜けだった。お持ちの出土品はたっぷり有る。ほら有るじゃんこんなに!!(証拠写真はその内に出てきます)出し惜しみをしてるワケじゃなくて、盛り盛りに出てき過ぎて整理が大変。まだすっかり途中っぽいよ。全体的に出土品の研究・展示より、遺跡・遺構の復元に力が入ってるように思ったわね。復元の方が観光客ウケしそうなのかしら?どうなんだ?

土偶もいいけど、この編みかごをアピールすればいいのになぁ。可愛いいし、ロマンがあると思いません?

ミュージアムの地下に研究室や作業室みたいなのがあって、収蔵庫もある。その地下へ行く階段の壁が「縄文ビッグウォール」になってるのだった。

なんで、こんな事をするかねぇ。誰かなんとか言ってやってと秘かに思ってました。それなりに費用かかりそうじゃん。その費用を学術的な研究に・・・・以下自粛。遺跡が観光名所にしか見えない輩が多いのでしょうか。それとも芸術家の企み?学芸員さんたちはどんな気持ちでいるんでしょうか。

実は、出雲旅行の際の「古代出雲歴史博物館」の感動を再びと挑んだのです。残念ながらそれはスカッと空振り。何のストーリーも響いてこなかった。縄文時代と弥生時代では発掘の歴史も研究も違いそうだから、今後に期待なのかしら。

黒曜石の企画展が開催されてて、それもチェックしたけど、イマイチ満たされず。やっぱ縄文王国・山梨県や長野を攻略するべきかな?とよぎる。

青森県立美術館

青森県立美術館は三内丸山遺跡から歩いて5分くらい、観光コースですかね。常設展には寺山修司の部屋もあるようだったので、まぁ行ってみるか。ってそこですか?すいません。棟方志功も奈良美智も興味がないのよ。

有名な建築家さんはワガママが言えるから強いよね。どこが玄関だったんだろ?あれこれ回ってもぐるぐる回っても解らないので、お掃除をしてる人に聞いて入場は出来た。え〜そんな所から入っちゃっていいの?と思ったな。その後も常に迷路を巡ってる感覚だったよ。

観客はそこそこ居るからなんとかなるだろうけど、いなかったら自力では外に出られないと断言する。芸術軍団侮れず。確信犯恐るべし。建物から出てきた時にどんなにほっとしたことか。解りにくい建物は方向音痴の私には鬼門なのだ。それが芸術的刺激だとしても、恐怖の前に立ち竦み状態。もう二度と行く機会がなさそうな事を有り難く思う。泣けたわ。オマケ:トイレのマークはEVのマークみたいだった。スタッフさんが良く言われると言ってました。解っててやってるから憎たらしい!

高そうなシャガールの連作がいて、奈良美智のあおもり犬もいた。Hの部屋:寺山修司は天井桟敷の公演を中心としたポスター展。横尾忠則氏は当然有るし、懐かしい辰巳四郎氏や花輪和一氏、合田佐和子さんも有りまぁまぁ壮観だった。Jの部屋:石井康治のガラスの作品群も楽しかった。

青森の桜・合浦公園

毎日遊ぶのは大変なので、この日は予備日。しかし連日の晴天でさぁ、暖かかかったので、ついつい桜はどうよ?とバスで桜の名所らしい合浦公園へお出かけ(笑)。屋台は出てたけど、桜は立派な蕾でした。あらまぁ。

明日は弘前へ向かうのよ。桜はいかがな塩梅でしょうか。ドキドキ!!!

4月16日[6,932歩]4月17日[11,402歩]4月18日[8,139歩]

※さらなる過去記事
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