伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」に逢ってきた!


屏風爛漫展@静岡県立美術館

4月2日から開催されてる屏風爛漫展@静岡県立美術館へ行ってきました。寒かったり暖かかったりで、今年の春はどうなってるの?状態だよね。なんとこの日は、暖かいを通り越してめっきりな暑さ。はぁはぁゼイゼイだったよビックリ。

某日、Eテレの「びじゅチューン」でね、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」を取り上げたんですの。おお、そうじゃん!この絵ってば偉容に異様で面白いなぁと前から思ってたんだった。なるほど静岡県立美術館が所蔵してるのか、メモメモ。

でね、いつでも見られるのかな?とWebで調べたら、2019年4月2日(火)〜5月6日(月・祝)に屏風爛漫展が開催され、そこで久々にお目見えすると出てたんですよ。

あら、縁があるじゃん。じゃなくて、展示会があるのを前提とした宣伝を兼ねてたのかも。多分だけどね。ほら、東京や京都の大きな展覧会は「日曜美術館」放映の前と後では入りが違うじゃん。やっぱ美術界も持ちつ持たれつだしょ。

 会期:2019年4月2日(火)〜5月6日(月・祝)
 名称:ひらく、ひろがる、つつみこむ・屏風爛漫展
 会場:静岡県立美術館

「日本平のふもと、緑に囲まれた美術館」なんて書いてあるからイヤな予感(笑)。だって、市街地じゃなさそうじゃん。車は便利だよと言いたそうじゃん。アクセス>静岡鉄道「県立美術館前」駅南口から、徒歩15分ですと。おっとぉ電車を降りてから徒歩15分って、そんなん有り?と思ったけど、バスよりは本数もあるようだったのでトライ。

うぇ〜ん、予想よりキツかった。だって、ずっとだらだらした上り坂だったもん。日本平のふもとだもんねぇ侮れないっす。でもさすが、若冲先生だよ、若者やシニアやグループさん達がそれなりにずんずん目指してたんだわ。

まぁね伊藤若冲の屏風だけってワケにもいかんのであろう。いろいろな屏風が鎮座しておりました。27種のエントリーね。軽いノリでゴメン。2017年は国宝展で長谷川等伯の「松林図屏風」や円山応挙の「雪松図屏風」と出逢い、素晴らしくてウルウルだったなぁ。と、ちょと感慨。

今回はね、森川曽文の「雪松図屏風」が出てて、それも構図が素敵だったのよ。あら、似てる!と思ったら「応挙に学びつつ・・・」と書いてあったわ。似てすぎじゃないかなと(ぼそっ)。それと、長澤芦雪の「瀧に鶴亀図屏風」と「赤壁図屏風」もダイナミックな構図でハッとしましたね。

でもやっぱ若冲さんは別格だなぁと思いつつ、まったりのんびり。遠目で眺めたり、じっくり覗き込んだり、存分に鑑賞させていただきました。平日の有り難さですかね。

じゃん、出ました!美術展もやっぱインスタ映えしないとぉ。高精彩レプリカが登場していらっさりました。本物はガラスケース内なんだけど、こちらは剥き出し。入念に自撮りしてる人もいましたね。負けずにバシャバシャ撮ってきました。

そして、収蔵物展を通過すると、やおら「ロダン館」が出現

何の脈絡なんだろ?私には大いなる謎ですが静岡県立美術館は「ロダン館」が常設してるようだ。内心どっちでもいいなぁと思ったけど、無料なので有り難く拝見してきました。美術館て、そういうモンじゃん。現代美術を観に行ったけど常設は古典が居ならぶとかさ。こちらは撮影OKでした。

東京は上野の森、国立西洋美術館ではお外に鎮座してた「地獄の門」が、こちらでは立派な室内に居た。へ〜。日本にいくついるんだろ。京都国立博物館のお庭に鎮座してた「考える人」もいた。「考える人」は「地獄の門」の部分なんだから居て当たり前かもだ。良く解らんけど。ちょっと驚いたのが「カレーの市民」だよ。えっ!めっちゃちっこいじゃん。こんなん有り?水木しげるロードかいな、ってなサイズだったよ。大きさの基準になる物体を用意しておこうと、思ったわ。三歩歩くと忘れそうだけど(笑)

思ったより気軽に行ける距離だったなぁ。静電ではちょっとだけ富士山も見えたし、市内の桜はほぼ満開だったし。こんな風にふらっとお出かけするなんて優雅じゃん。と自画自賛(笑)。また、近場散策でもしよっと。

でもさ、静岡名産の甘い物を買って帰りたかったんだけど出逢えなかった、クスン。東京や京都の銘店物しか見当たらず断念。だったら浜松で途中下車してまるたやのチーズケーキを買うべきだったぜ。と帰宅してから気付いたよ。後の祭り・・・。

4月5日[13,709歩]

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