北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)


北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)

[2018年9月]札幌市内をのんびりうろついてみようと企んだけど、北海道胆振東部地震に遭遇してしまい、のんびりしとれんじゃんになってしまった旅。そこで出逢った偏愛物件をピックアップ・その1。(旅行の様子はArchive2018年9月

うぉ〜すっごい賑わってる!赤れんがのカッコイイ北海道旧本庁舎へやってまいりました。庁舎が気軽に観光できるなんて面白いなぁと思ったんだけど、それは経験値の低さ故なのかも。ともかく無料でイロイロ拝見できるわ、展示内容もパワフルだわで、楽しい時間でした。

北海道の事、札幌の事、開拓の歴史、樺太の事、やっぱロシアに近い土地柄だなぁとか、すべて年季が入っててずっしり。そして、建物そのものや内装もたっぷり愛でる事が出来たなぁ。大勢さんがわさわさ見学してらっさるので、じっくりしてても、ゆったりしてても目立たない。これが有り難いよ。

でもしかし、外人や若者をしっかり惹きつけるスポットと、そうでないスポットの違いって何なんだろ?私には大いなる謎なのである。徒歩組としては鉄道駅に近いスポットってだけでポイント高いんだけどね。JR札幌駅から徒歩5〜6分。この北海道庁旧本庁舎は、京都で言ったら「清水寺詣で」くらい定番化してると思いました。でも「野々宮神社詣で」ほど若者だらけではないんだな。縁結びしとるワケじゃないか・・・。観光客の年齢層もばらけているし、新陳代謝もバッチリな感じ。健全な観光地として君臨してるように思ったのだ。

海外の団体さんもいっぱいいらっさるし、学生さんもアチコチで記念撮影。インスタスポットが有ったのかな?どこだったのかな?

見逃せない天井や優雅な階段、麗しい建具類。そして懲りまくってる調度品。形容詞を総動員(笑)。毎度の事ながらいいなぁいいなぁと眺めてました。こういう空間に居るだけで元気一杯、嬉しさ百万倍。安上がりな幸せ。でもね、どこもかしこも観光客がゾロゾロいて、なんかザワザワしてる。それが、ちょっと異様な感じだった。

いろいろな展示室をめぐる

一瞬何だっけ?と思ってしまった「す」の旧字体。さけ缶かな?箱詰め用のラベルかな?五稜星が輝いてます。素敵なデザインだなぁと思いっきりアップで狙ってみた。

やっぱロシアに近いってことでご登場!いろいろなマトリョーシカとご対面しました。「樺太関係資料館」「赤れんが北方領土館」として各々大きなお部屋がある。国際交流の部屋もある。

縄文の土器たちも居た

ただいま青森県の三内丸山遺跡など16遺跡で構成された「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産登録を目指してるんだよね。道庁前にもバナーが出てました。北海道は、函館市や洞爺湖町など五つの遺跡群が構成資産という事で、博物館から土器たちが出張してアピールしてるみたい。

こうしたサテライト的な使い方は面白いなぁと思ったな。やっぱ観客が居てこその展示だもんね。で、博物館や展覧会だと撮影禁止になるのが普通だよね。だから、思う存分活写してきました。心の窓の記念なり。土偶オッカケとしては函館や千歳の遺跡も射程圏内だぜ。資料をいっぱいゲットしてきたよ。ふふふ。

あら、北海道遺産なんて有るんだね


「北海道遺産」読本・北海道新聞社[編]

なんでも書物から分け入ろうとするヤツ(笑)。今回は「北海道遺産」読本ってのを見つけた。これを師匠として、あっちへウロウロ、こっちへウロウロする魂胆だったのだ。

しかし、4日目が大地震。さすがにその後はウロウロという気分にはなれず。とは言ってもこの本に掲載されてる「路面電車・札幌市電」「豊平館」「北大札幌農学校第2農場」は攻略した。「札幌市時計台」は工事中だった。

52件が北海道遺産として選定されてるそうな。目と鼻の先に有っても積雪が凄すぎて行けなかった「稚内港北防波堤ドーム」や廃墟マニアに人気の「タウシュベツ川橋梁」も載ってるのだった。枯れてるスポットが多そうかなと思ったんだよね。

行きたいエリアでこの本に載ってるところが有れば行ってみるかもしれん。車でないと行けない所が多いかもしれん。欲張ってはいかん。まぁ何かの目安になればいいんじゃないの?と思ったりしてるのだった。北海道経験値3、まだまだひよっこ。

[旅行日:2018年9月]

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