あらご近所で土偶展をやってた!

豊橋・東海大土偶展
一番のお気に入り!紐と釘で支えられて立ってるの。健気で愛らしい♥土偶・平井稲荷山貝塚(豊川市)

2017年は「古代出雲歴史博物館」でめくるめく出土品を目の当たりにし、思いがけない程の物量とその精緻さに打ちのめされた年だった。

以前、妹に大阪の「難波宮遺跡」や奈良平城京の「平城京跡遺構」へ連れてってもらった時に疼く想いはあったのよ。今回は沸騰してます。これはもう行って来い!のサインかも。遺跡と遺構のオッカケ人生もスタート?まぁいろいろオッカケてるから忙しいけどね(笑)。

てなワケで、遠くのものを有り難がっているだけじゃ片手落ち。瓜郷の遺跡はあるわ、牛川原人はいたわ、古墳も多いわで、東三河エリアは古代からの歴史持ち。そういえば、知人は長い間遺跡発掘の作業に参加してたんですよ。まだ行ってるかも。地元もちゃんと目を向けよう、お楽しみは逃さないようにしようと開眼す。

東海大土偶展

東海地方の土偶が大集結!のうたい文句で「東海大土偶展」が豊橋市美術博物館で開催されてました。気づいた時はもう終盤戦で、ギャラリートークなどは終わってた。いいよ、初心者なんだからともかく場数を踏んでおこう、何でも見てみようとお出かけ。学ぶより物見遊山(笑)。

東海大と書いてあったから東海大学が関係してると思ってたんだけど、どうもそうではないみたい。ちょっと紛らわしくないかなぁ。そんな勘違いするのは私だけかな?

京都の国宝展では、土偶界のスター「仮面の女神」と「土偶のビーナス」がいらっさってました。ちょっと肉感的というか、ぼてっとしたヤツね。ガラスケースに鎮座してて四方から鑑賞できるスタイルだった。大人気だったですよ。そりゃあんなのが土の中から現れたらのけぞるよ。そういうレベルじゃないか。

さて、愛知県には沢山の遺跡があるんですね。土偶たちも豊橋、豊川、新城、豊田、知多、名古屋などから集めていただいたようで出品一覧によると107点。おおそんなに有ったっけ?やっぱちっこいのも多いのでボリュームはそこそこに思いました。でも表情は生で見てこその魅力がいっぱい。ちっこいもの好きにはちょっとクセになるかもの吸引力でした。

昨今はSNSでの発信を念頭においてますね。殆どが撮影OKで嬉しい驚き。時々撮影禁止のブツがある。カメラは持っていかなかったので撮影OKと気づいてからiPhoneでパチパチしまくり。表情を撮ってお持ち帰り出来るのは超嬉しい。美博エライ!!

会場には、この企画展のために土偶を集めた顛末記が書かれていて面白かった。超アナログの世界なんですね、大変だわ。A4(8P)のカラーパンフレットには土偶女子だという譽田亜紀子さんによる鑑賞のオススメが載っててね、ツカミが旨いの。権威主義というか学術的なアプローチではなくて、私のように好奇心だけでやってくる輩をちゃんとリードしてくれる内容なんですよ。あまり弾けてると引いてしまうけど、この地域の内容にも踏み込んでて感心しきり。有り難かった。

土偶さんたちの後ろ姿の写真も貼りだしてありました。そうなんだよね、お茶碗とか小道具とかも裏側がちゃんと見たくてジタバタする事あります。解っていらさるわん。再び美博エライ!!主催の豊橋市文化財センターがエライのかな?すいません。誰が何を仕切ったのか良く解ってません。

パンフレットに「文化庁・地域の特色ある埋蔵文化財活用事業」と銘打って有りました。なるほど持ってる文化財は活用しないとね。これからも続けていただきたい試みですわん。だからなのかしら入場無料だったんですよ。ちょと税金を取り戻した気分でゴキゲン!そこかよ。

12月21日[7,718歩]

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