修学旅行以来のお伊勢参り


皇大神宮(内宮)

お友達とお伊勢さんにやってきました。小学校の修学旅行は鳥羽と伊勢でした。確か夫婦岩で有名な二見ヶ浦に近い旅館だったんだけど一晩中波の音がざぶ〜んざぶ〜んと鳴り響いていて寝られなかったのを良く覚えてるわ。文句の多い小学生(笑)。

でもね、外宮も内宮もとても荘厳な場所だった記憶があり、いつかちゃんと行き直したいなと思ってたんですよ。ちょい前に出雲大社へ行ったばかり。ワンツーやっててどうする(笑)まぁこんな年もあるか。

初日に外宮を参拝し、翌日は早い時間に内宮を参拝するというありがちなコース。ぐすん。2日とも雨降りだったので、「神宮徴古館」と「農業館」の探訪を諦めました。寄ろうと思ってた「月夜見宮」も抜けてしまった。日帰りできるくらい近いんだからまた来やう。

伊勢市駅って拠点としてエライ!交通網が解りやすかった。外宮へは歩いても行けるけど(マップにも外宮へは徒歩7分としっかり書いてある)、バスでも行ける。そのまま乗っていれば内宮へも行くよ。どんどん運びまっせという感じが伝わってきたもん。帰りもガンガン運んでた。参宮のためのノウハウが蓄積されてるんだね。とても有り難かった。

豊受大神宮(外宮)

豊受大神宮(外宮)の参道は、古そうな旅館も残ってたりする。ぶらぶら歩いて外宮に到着。何か行事があるのかな、準備をしてました。雨だし、お友達とお喋りしながらなので写真が殆どない。まぁこんな時もある。やっぱり空気が違うなぁと思いつつ参拝。休憩所も物見遊山で見学する。雨の平日です。参道も境内も参拝客はまばらでした。

皇大神宮(内宮)

翌日は早起きして駅前からバスで皇大神宮(内宮)へ向かう。バスは学生さんで満員だった。通学時間なのだな、雨だからよけい混んでたかもね。して、式年遷宮後の内宮に到着。ブームが去るのを秘かに待っておったのだ。おお、落ち着いてるじゃん、良かった。しかし、晴れでも雨でも時間が来れば団体さんがどっと来るから待ち構えてますという雰囲気バリバリな入口付近。さぁ行くぞ!

やっぱり広いなぁ。深閑としてる。樹木はのけぞるほど太いし、オゾンいっぱい。鳥の声もいろいろ出くわしてさ、友人はバードウォッチャーなので変わった鳴き声だと「これは何だ?」と聞くじゃんね。すると名称が即答で返ってくるのでなかなか便利である。知らない鳥ばっかなのが困りものなんだけどね、へへへ。

ここは、やっぱり特別な空間ですね。いつでも静謐な時が流れてる。今、私がいる瞬間がどうのこうのじゃなくて、悠久たる時の移ろいこそが感じられて、それが素敵。小学生の時は、なにもかもが広くて遠くてヘロヘロでめぐった記憶なんだけどね。今回はスタスタ楽勝だった。老人力かしら。

御正宮付近は撮影禁止地区があり、残念。白装束の神官さんが鎮座していらして、可愛かったので押さえたかったなぁ。門番みたいにちょこんと座っていらっさった。

おはらい町とおかげ横丁

おかげ横丁の写真をまったく撮ってなかった。断続的な雨だったのでカメラを出し惜しみしてたなぁとは思うけど、テンションが落ちて落ちっぱなしだった。だけどちょっとは追っかけてたと思ったんだわね。そうしたら赤福茶屋の「ぜんざい」だけ捕獲。まいったね。

おかげ横丁とはなどは、以下からチェックしよう。

数ある町おこしの中でもおかげ横丁の盛況ぶりって有名だよね。なんでそんなに特別なんだ?と思ってたんですよ。やっぱ、この眼でみて確かめたくもあった。

あれれ、なんでそんなに流行ってるの?まったく解らなかった。どこをどう再現してて何がウケてるの?観光お土産屋さんが軒を連ねているだけじゃん。・・・じゃないの?

おはらい町もおかげ横丁も、雨の平日とは思えない、繁盛ぶりだった。外宮の参道とは大違いである。紅葉シーズンの嵐山か?と思ってしまうくらい混雑してました。証拠写真はないけどね(涙)。

前日に伊勢在住の女性と少しお話をする機会があり、地元ならではの内情にも触れていただきました。ここでは書けなくて残念なんだけど、外宮の方もずんずんガンガン改革に突き進んでるそうです。繁盛してる形態をさらに拡大しようとするのは資本主義社会の基本だもんねぇ。その女性は方向や方法について憂慮されてました。どうなるんでしょうか?

先の山陰観光とこのお伊勢参りで、いわゆる「街を元気にしよう」の取り組みに関してずっといろいろ考えさせられてました。住民の年齢構成は変化するんだし、つまり高齢化社会になるんだし、人口そのものも減っていくのだからさ、賑わいだけを追いかけててもしょうがないでしょ。

この何年間か、誰々が誰々に何々を仕掛けていたのか、みたいな部分はちょっと気づいたかも。あれ?あの街と同じ企画がこの街にもだよ。とかさ。当たり前なんだけど、自分の街にいるだけじゃ見えないもんなんだねぇ。「街を元気にしよう」のお手伝いはこれからも続けていくつもりなんですよ。だから、どんな街になったら良いのか、自分でも着地点のイメージを創ってみよう。ちゃんと考えてみないといかんじゃん。と思ったのでした。

おかげ横丁の盛況ぶりについてはさ、他の町おこしと何がどう違ったのかを探ってみるキッカケにしよう。誰かとディスカッションするバックボーンにはなるかもだ。見落としが多かったと気づかされるだけかもしれんけどね。

といって唐突にご当地牛乳の登場です。こちらは外宮の参道にてパスチャライズ(低温殺菌)の方を購入。温めてくれて店頭でも飲めるようになってて、地元の方も利用されてました。

伊勢市と豊橋市の意外な関係

これまた証拠写真がないんだけど、レトロタイプの電気バスが走ってました。パンフレットによると「ポケモン電気バス」ってのもあるようだ。なるほど伊勢神宮ってば、ポケモンGOの対応もお茶目だったし(神対応とか書かれたよね)子飼いですかしら。いや話はそっちじゃないのよ。

昔々走ってた路面電車「神都線」を路面電車型バスとして復活させたんだと。あら、市電が走ってるじゃん、どうしたの??って感じだった。

実はね、この伊勢市で走ってた電車は廃止後、豊橋にやってきたのだ。豊橋鉄道の市電としてぶいぶい走ってたんですよ。年配者はモレなく覚えてると思うんだけどどうでしょう?伊勢からお下がりが3台やってきたといううっすらの記憶有り。何度も乗った事があります(キッパリ)。

それまでの車体よりちょっと長くて違いは一目瞭然だった。木の床だったんだよ。懐かしいじゃ〜んって感じ。もちろん、現在のようなラッピング車体じゃなくてグリーンとクリームのツートンカラー。豊橋鉄道の従来の車体と同じような色調でした。あら、当時の制服も再現したんですってよ。見てみたかったかも。あら「イベントの時のみ使用します」だって、出し惜しみタイプなのね。

10月18日[14,874歩]10月19日[16,020歩]

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