出雲大社詣でと古代出雲歴史博物館LOVE


古代出雲歴史博物館の銅剣・銅鐸・銅矛

松江から出雲へ

松江から出雲への鉄路は宍道湖沿いを走るので、晴れて欲しかったのよ。やった!望み叶ってるじゃん、さい先良いじゃん。海のようにでっかい宍道湖を堪能しつつゴキゲンで出雲に到着した。

あらら、出雲大社へ行くためには皆さんどこに泊まるの?私は出雲市にやってきてそこから出雲大社へ行くもんだと思ってたのだ。しかし、JRの出雲駅周辺ってまるで観光地じゃないじゃん。普通の地方商業都市だよ。ビックリしたなぁ。

三河で言ったら三谷温泉に泊まって豊川稲荷へ行くみたいな定番観光コースが有るのでしょうか(今でもそうなの?把握しとらんけど)。やっぱ玉造温泉?宍道湖温泉の方が近いかな。それとも飛行機や新幹線で日帰り?!

出雲そばマップを見つけたから夕食は「献上そば羽根屋本店」という有名そうなお店へお出かけし、事なきを得たのでご安心ください。誰もそんな心配しとらんか。

おそばのつゆをぶっかけて食べるわんこそばだった。最初は食べにくかったけど、旅行中に何度か出くわしてコツを掴みましたとさ。写真はないけどね。

ホテルの方が繁華街と教えてくれたサンロード中町を通る。水曜定休が多いようで、風の通り道になっちゃってました。知らない街の空いたアーケード街はちょっと怖い。ゴメン。

一畑電車に乗って出雲大社詣で

一畑電車で出雲大社へ向かう。わぉこれですかい派手・・・。一畑電車は、地方で頑張ってる私鉄というイメージでしたが、納得出来ない事が多々あり閉口。特に時刻表が解りにくい。自己満足に陥っていると思う。全国的有名観光地なんだから、このエリアをまったく知らない人がちゃんと解るように演出して貰おうよ。外部からの意見を取り入れよう。告知方法も含めていろいろ見直そう、気づこう。観光客はどんな事が不安になるのかがな〜んにも解ってないように思う。地方豪族こそ率先して進化しつづけようよ。

出雲大社前駅に到着。あら、すでに参道ですわ。やっぱ遠くから来たのだからと、ちょいと戻り「一の鳥居・雲大社宇迦橋大鳥居(いずもおおやしろ・うがばしおおとりい)」から参拝させていただく。早起きして詣でてるのでまだ始業前の店舗が多い。でも大丈夫さ、朝から参拝できると調べてきたもん。エリアとしては思ってたよりコンパクトなんだね。執着ポイントはないので、あっというめぐってしまう。

有名なでっかいしめ縄に圧倒されたかったんだけど、こんなもんかなって感じだった。それよりも、伊勢神宮より遥かに遥かに広い敷地だと思ってたのですよ。だからね、あら目の前に現れたって感じでサクっと歩いただけで到達してしまい色々と拍子抜けでした。勝手な思い込みはやめようね、はい。しめ縄の大きさなら神楽殿の勝ちかしら。神楽殿も似たようなもんじゃんと思ったな。

まだ10時前だよ。出来ればここの門前町で昼食の方が楽なので、暇つぶしに彰古館へ。幾多の風雪に耐えてきましたねぇの様相で、階段も途中で抜けてしまいそう。緊張しまくりで怖かった。大黒様や神社の模型などなど、雑多な古いものが並んでおりました。これもあっという間に攻略。写真は撮ってOKだったのかもしれん。

しかし、皆さん写真を上手に撮るよねぇ。もっとめっちゃ広いところに神聖なるしめ縄が忽然と現れると想像してたんですよ。違うじゃん。やる気いっぱいの結婚式場を彩ってたんですね。何はなくとも縁結びなのか。なるほどね。

引き続き参道マップを見ながらウロウロしてたら、お引っ越し用の新社殿っぽいのを作ってる現場に遭遇。キレイな桧皮葺でござるのう。さらに横道に逸れてみると歴史の博物館があると。時間つぶしに向かう。こればっか。しかし、これが大感動、忘れ得ぬ出合いとなったんですよ。びっくりしたなぁ。

島根県立古代出雲歴史博物館

「島根県立古代出雲歴史博物館」に到着。実は、博物館の類いはめったに行かないんだよね。対象がいろいろあって散漫だし、異様にお金をかけてそうな復元とか興味ないしと思ってた。いきなり考えが改まった。どこに好みのものが転がってるか解らんよ。可能性をスルーしてちゃもったいない。と開眼しちゃいました。

なんと有り難い事に、写真撮影OK。なので開眼していった時間がある意味切り取られているのですよ。凄い記念になったとホクホク。大丈夫、ちゃんと端折るから(笑)。

有り難い「宇豆柱(うづばしら)」は撮り忘れた。ちゃんと凄い発掘だったんだよとかリキ入れて説明してくれたんだけど、いきなりだったし、まだ気持ちが盛り上がってなかったのよ。ともかく最初は落ち着いて見てました。結構イロイロあるなぁという感じでね。そうだ、陳列のセンスが良いじゃん。と気づく。宇治の平等院鳳凰堂の鳳翔館も素晴らしい陳列状態だったのですよ。さすがだなぁ日本芸術の粋が結集されとると感嘆だったのですが、負けてません。とてもとても素晴らしい!

ここ、なんか凄いぞと気分が高揚してきてね、目からうろこが剥がれてゆく音が聞こえたくらい。特に銅鏡や銅鐸・銅矛などですね。復元して光ってるのもそのままのも並んでました。銅鐸なんて一つでも有り難いよ。保存状態素晴らしいし。それなのに、叩いてみようだよ。有り難さ百萬倍。

粋狂だとは思うけど、私が鑑賞した日の本物とレプリカの表を作ってみた。情報は上のお写真でGET。お余所へ貸出中の場合はレプリカが並んでるワケですね。良く出来たレプリカ過ぎて違いには気づかない事が多かった。そんな事より、銅剣くらいの数があればレプリカに置き換えてなくても解らんと思うけどねぇ。なんて。

2017年10月5日の展示

出土遺跡名 名称 国宝総数 本物 レプリカ
荒神谷遺跡 銅剣 358 322 36
銅鐸 6 3 3
銅矛 16 12 4
加茂岩倉遺跡 銅鐸 39 31 8


加茂岩倉遺跡出土の銅鐸(国宝)

ともかく陳列点数が多いの。多けりゃいいってもんでもないと思うけど、やっぱ弥生時代でしょ。生活道具でしょ。戦闘道具もあったけど。造形や質感、そして物量にも圧倒された。ガツンとやられました。人々がここにある道具を使って暮らしていたんだよね。どんなんだっただろ、想いを馳せてしばし佇んでおりました。

ショップもギャラリーもしっかり管理されていて素敵な施設でした。が、無料のリーフレットはもっと目配りをしようよ。最初はバッチリだったかもだけど、更新する度に職員がちゃちゃっと手を入れてしまい、困った事になってる風情。展示の素晴らしいセンスがアピール出来てなくて勿体ないと思う。

稲佐の浜も攻略

体力が残ってたら行ってみようと思ってた「稲佐の浜」へ向かう。なんと遠回りの道だった。ちょい泣ける。でもまぁ海はアッチと解ってたから判断ミスなのだわ。こんな事もある。あり過ぎでめげるけどさ(涙)。

ちょとシーズンオフの稲佐の浜でしたかね。ちゃんと看板が有り解りやすかった(汗)。旧暦の10月10日は今年は11月27日。本日は、10月5日なり。まぁ来ただけで満足だよ。砂をすくってどうのこうのまでは企んでなかったからさ。


木次牛乳(島根県・雲南市)

本日の牛乳は引き続き「木次牛乳」びん入り。これ門前町で買ったかも。これもパスチャライズ(低温殺菌)でしたね、やっぱ瓶入りの方が好き!

そうだ、電車の時間を待ちつつスイーツに挑戦したのだった。写真はないけどね。まぁ味もそこそこだった。お店の若い兄ちゃんが「観光ですか?聞きたい事が有ったら何でも聞いて!」と気さくに言うんですよ。

急にそんな事を言われても聞きたい事なんかないよ。観光に決まっとるじゃん。と心の中では思ってた。でもさ、ふと思い出す。そうだ出雲の若者に是非聞きたい事があったなぁと。ふふ、兄ちゃんは観光情報を教えようと社交辞令で言ったとしてもさ、質問をぶつければ引き下がれないっしょ。チャンス到来。

「ねぇねぇ出雲の若者って夜とかどこで遊ぶワケ?駅前になにもないじゃん」とね。「いやぁ出雲大社の辺りは早いんで、駅前へ行ってちゃんと遊びますよ。まぁ松江に出かけちゃう時もあるけど」とご回答されました。なるほど、松江に行っちゃうは納得だ。苦労してるよね>若者。

さて、私がここまで来て行かない筈がない場所がある。「旧大社駅」ね、素敵でしたよ。偏愛物件で後日出てきますのでお楽しみに!次が岡山ね。簡単にやっつける予定。岡山で山陰編は終了します。

10月4日[11,768歩]10月5日[17,901歩]

※さらなる過去記事
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