倉吉の赤瓦・白壁土蔵めぐりと米子

倉吉の赤瓦・白壁土蔵めぐり

普通列車でのんびりと米子へ向かう予定だったのですが、ちょっくらと倉吉に途中下車して土蔵めぐりをしてみる事にした。ICカードが使えるエリアだったし。鳥取駅で収集したパンフレットを車中で読みまくって予習。泥縄とも云う。うむむ、駅からちゃちゃっと歩く感じではないのね。無謀だったかしら。まぁなんとかなるでしょ。

ちょうどバスが来たんだっけな?ともかく「赤瓦・白壁土蔵」というバス亭で降りれば良いと言われて、ちゃちゃっとたどり着きました。この時さ、バスはゆっくりゆっくり走ってるんですよ。めちゃめちゃ印象的だった。もしかしてとっても暮らしやすい街なのかしら!と感嘆してたの。

しかし、帰りのバスはぶいぶい飛ばすじゃないの。なんだ「乗合バスはゆっくり走ろう」という条例や指導が入ってるワケじゃないのか。「乗合バスはゆっくり走ろう」のブームが鳥取方式として、じわじわ根付いてくれるといいなぁと期待したのになぁ。残念。

さて、白壁土蔵のまち「倉吉市打吹(うつぶき)玉川伝統的建造物保存地区」に到着。わぉやる気充分な観光地だよ。土産店と食事処がいっぱい。お約束のように老舗な醤油屋さんと酒造屋さんも有ったけどね。

平日ですが観光客さんがそぞろ歩いてました。土蔵群を見落とさないようにしないといかんと緊張。いや全部見てなくて少なかったとか書いてもいかんでしょ。本末転倒だよなぁ。でもさ、土蔵や赤瓦のお家もポツポツとあるけど、商店街の方が目立つんだもん。今もあの手、この手で仕掛けてるっぽかった。たゆまぬ努力?

そんな中で、「白壁倶楽部」は銀行だった建物を素敵にリノベーションしてて落ち着いた雰囲気のレストラン&カフェでした。土蔵造りの銀行!!これは実用的だよイカスじゃん。銀行の建物って、質実剛健でぶいぶい言わせてるっぽいけど経年経過で思いがけない魅力を発揮しちゃう時がある。そして、モダンな装飾付きとかの意外性もあったりするから好物なんですよ。元来お金をかけてる建築物だからなんだよね。

ちょうどランチタイムだったのでラッキーと突撃す。コンパクトな空間でしたが、吹き抜けの美しい天井で、中二階の手すりが見えました。カッコいい。上がれたのかしら?見て見たかったけど、勇気が足りずに敗退。

このエリアはいつごろからブームだったんでしょうか?道標やベンチなどおもてなし対策はしっかりできてて、ちょと疲弊し始めてるかもねの様相。赤瓦の建物や土蔵をのんびり見ようという風情はまったく有りませんでした。観光案内所のお近くには、高そうな鯉が威勢よく泳いでいました。

私は何を見たかったのだろう?何を期待してたんだろ?と自問しちゃったけどね。これくらいの棟数だろうと思ってた位の土蔵群は有ったのだ。建築物に罪はない。外観を眺めるのは面白かった。でも折角中が見られてもバリバリ土産物が並べられているのは閉口でした。

時代を超えて今に残っているなら見ておきたい。どんな風に残っていてどんな風に活用されてるのかなぁとの興味はある。私はここがポイントかな。とは言っても、庁舎などの公共建造物とは違い、人々の生活の場であったワケだからそのまま見せて貰うのも違うだろうしねぇ。建物などの保全というか維持管理には相当の費用がかかるだろうから、観光客さんがたっぷりお金を落としてってくれる仕掛けは重要なんでしょうね。でも、この姿が住民のビジョンなのかなぁ。何かを見失ってるように思ってしまった。観光地はすべからくテーマパーク化しないと生き残れない?

で、米子市

さて、この後に境港編「水木しげるロード」を続けるつもりだったのですが、写真が減らせなくてねぇ。だってイロイロ可愛いんだもん!容量事情で、別ページにする事にしました。

JR倉吉駅まで戻り、米子へ向かう。しかし、適当に移動してたツケがここに。3時間くらい待たないと普通列車が来ないと判明。しょうがなく「とっとりライナー」という快速へ乗ってしまいました。速い、ぴゅ〜っと米子に着いちゃった。やっぱ海岸線をのんびりまったり移動したかったなぁ、初志貫徹しようよ。反省反省!!

で、米子市。あっさりすっきりの駅前。2泊したのですが、米子市内の記録はこれしか無かった。まぁこれも人生ですよね。(誰に同意を?)ぶらぶらと散策してて楽しそうな「のぼり」に遭遇。イオンにはポスターが有ったけど、パンフレットが見つからなかったなぁ。

とよはしまちなかスロータウン映画祭も協力し、刈谷日劇で上映した杉作J太狼XS監督の映画「チョコレートデリンジャー」が映画祭「米子映画事変」でも上映されると。9月30日は杉作さん刈谷日劇で舞台挨拶してたっす。なんと刈谷の次の上映場所が「米子映画事変」だったらしいのよ。杉作さんつながりがここに。

9月30日[10,745歩]

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