道東ロードトリップ>釧路〜知床


知床観光船クルーズ

釧網本線頑張ってます!

そいじゃ釧網本線で知床に向かいます!前日に乗車した、ノロッコ号も釧網本線の列車。つまり、途中までは昨日と同じコースを走り知床斜里へ向かうのだった。列車からみる釧路湿原の経験値が3ですかね。

ルートを考えてた時に、阿寒湖とか摩周湖とかも寄って行こうかとよぎりました。が、なぜか挫折した。なんでかな、ルートインがなかったからかもしれん。とかなんとか考えつつぶらぶら歩いて釧路駅に到着。

あら、びっくり!またまたホームに乗客がいっぱいいる。早めにやってきたのになんてことだ、中国系も加わりぎっしりだった。満員だったのでぎゅうぎゅうに詰めて座る。2時間チョイの行程なんですよ、座れて良かった。ま、皆さん途中で下車するかも・・・と思ってたら途中で降りたのは私でした。殆どの方々が網走まで行かはったみたいなんですよ。釧網本線てば、根室本線と違いお客さんを乗せて列車を走らせてて、エライなぁと思ったものでした。運行本数を増やそうよ!

さて、やっと青空が!!!!北海道イコール曇天じゃ悲しいもんねぇ、良かった!車窓は、緑が多いし、辺境っぽい駅ばっかりでめちゃ面白かった。これなら雪景色も楽しそうだなぁと思いを馳せる。待っててね釧網本線。とかなんとかやってる内に、知床斜里へ到着。

降りたのは私を入れて3人くらいだったかな。おお、改札へと続く道にエレベーターもエスカレーターもない。そりゃ南千歳のような乗換駅でも欠落してたんだから、この駅で無理を言ってちゃいかんわね。ちょと呆然としたけど、こんな風に考えた。階段の途中まで重いキャリーケースを持ち運んでて挫折したらどうする?危ないじゃん。だったら最初からヘルプしたらどうだろ、とね。

ホームには誰もいないので、キャリーケースを階段付近に置いたまま、駅員さんに相談しようと改札室へ。若い駅員さんが「いいですよ!」と気軽に対応してくれました。やった、老人力の経験値アップだよ。次も同じホームから乗るので、早めに来てヘルプしよう。良かった良かった。無人駅だったら立ち往生だったじゃんと大いに反省。

今回は初心者マーク丸出しのロードトリップで、無策無防備が多かった。特に鉄道の駅はJRと言えども楽観は禁物だと痛感する。時刻以外にも事前にちゃんと調べないとあかんと習得しましたね。次回からはキャリーケースだけ宅急便するなどで、自力で移動できる作戦を強化すると誓いましたつーの。

これも反省点。「道東ロードトリップ>船旅〜苫小牧」でちょっと書いたのですが、知床をめっきり勘違いしてたんですよ。JRの知床斜里駅は観光の拠点ではなく、観光するならバスでウトロを目指さないといかんかった。「ルートイングランディア知床」が知床斜里の駅前に有ったから、ここで良いじゃんと思ったんだけど、それは甘かった。ビジネスは問題ないのかもしれん。ともかく駅前には何もない。追い打ちをかけるようにホテルにも夕食処がない。朝食は有る。最果てに来ました感を、ひしひしと。すいません知床の人。でも、だからこそ印象に残る事が多くて、私には刺激的で楽しい想い出になったけどね。

駅に観光案内所が有ります。とても丁寧に案内していただく。ともかく天気が良いので遊びたい!今からしゅわっちと知床五湖を目指す事にしました。バスで約1時間半だよ、まったくね。そして「知床半島のクルーズ」について質問してみた。最果ての地、知床岬は見たかったのだった。そうしたら、予約したほうが良いそうなので抵抗せずにお申し込み。執着があるワケじゃないので予約の取りやすい大型船オーロラ号にする。

知床五湖入門編

オホーツクだ!!!バスからの景色はめちゃめちゃ素敵で、眼が離せません。海岸線をがんがん走ります。全編、絶景、素晴らしい!しかし、乗客は途中から私一人だったけどね。皆さんもっと公共機関を利用しようよ。

知床五湖には15時半ごろに到着しました。で、残念なことに一湖を見るだけの簡単なコースしかトライ出来なかった。五湖を全部観るには、ガイドツアーに参加しないといけない。それなりに時間がかかる。そうすると最終のバスに乗れなかったんだよね。まぁ、無理矢理に来ちゃったんでしょうがない。また来ればいいがねと、簡単コースを巡る。バスの時間に遅れないようにしないと世界遺産に置いてきぼりだよ、大変である。緊張!!


オコツク展望台と一湖

いかがでしょう?短い時間だったワリにはフルコースだったと思ったよ。夕陽も見たかったけど、私にはそれは夢のまた夢。ともかく気持ちの良い晴天で大満足でした!!手つかずの自然っぽいのが安全に見られて楽しかった。残りの湖もやっぱ見たいなぁ、いっそ冬場に来てみてはどうだろう、と想いを馳せる。

最果ての食事についての考察

実は、昼食は駅の観光案内所で教えていただいた「熊湖」という食事処に行ったのよ。あまり美味しそうなお店の名前とは思えません!とひるみました。すいません。でも、背に腹は変えられぬ、つべこべ言ってると空腹のまま移動だもんと入店。そうしたらさ、お味噌汁に海老のでかい頭が入ってたりして、海の幸ふんだんでお徳な気分満載だったのよ。さすが北海道じゃん!お値打ちでエライ。しかし、ここ以外に入りやすいところは無いんだわね。

この土地柄でホテルに食事処がないってすごい不安。でもね、おそらく飲み屋さんがあれば足りるんじゃないかなぁ、ビジネスで来ても接待が多そうでしょ。寒い土地に下戸は天敵だ(泣)。うむむ。そしてね、翌日の知床観光船オーロラ号ですが、予約できた時間帯は昼食を持ち込んでくださいね、だったのだ。

コンビニのお弁当は食べた事がないし、食べるつもりもない。生活弱者ですいません。駅弁は食べられるものも有るんだけど、この地は完璧に売ってない。一日に数本の電車しか停車しないんだから贅沢は言えんて。さて、どうしたら良いのだ?と考えた結論。夕食と翌日の昼食をコンビニで買えて私が食べられるものにする。「熊湖」は明日の夜用にとっておく。そして、こんな物色。

そのまま食べられて甘くない系のパンとロースハムと地元産の牛乳。粉末スープは常備しています。マーマレードは朝食についているヤツね、これが、ガメて有った。そして、じゃん!甘い物は六花亭で仕込んでるから、デザート付き。着替えてお外に出なくってもいいし、おくつろぎのままご夕食となる。気楽で時間がかからん。翌日の昼食にはスープの代わりに紙ドリップコーヒーを淹れて持参だよ、完璧じゃん。

オーロラ号で知床岬クルーズ

翌日は、雨の予想だったんですよ。だけど、バッチリの快晴じゃん〜やった。1時間かけてウトロ港へ。何をやってんだかみたいだけど、天気は良いし、景色も素敵でね、海岸線をこんな風にドライブできてめちゃめちゃ嬉しかった!さてお弁当とカメラを持って400名も乗れる大型船オーロラ号に乗船。先端まで行く気満々だよ、3時間45分の知床岬航路ね。なんでよお船の写真がなかった。ま、船上はいっぱいあるからね。

まさに「知床の岬に〜ハマナスの咲くころ〜」でしたね。お船でも何度かこの唄が流れたけど、ハマナスは道端やら海岸やら、あちこちに咲いててこの季節の唄なんだなぁって感じ。遥かクナシリは残念ながら見えなかったけど(見える時もあるそうです)、知床岬はくっきりはっきり見られました。これが最果なんだよね、感慨!その少し前に、ここから風が強くなるので気を付けてとアナウンスが有ったんですよ。いや〜半端じゃない風の強さでしたね。風の街豊橋なんて、まったく比較になりませんでした。飛ばされてしまいそうだったもん。厳しい自然感をひしひしと(こればっか)。

最果てにきたなぁ。目標達成じゃん。で、周遊じゃないので、このまま同じ航路を引き返すのが残念だった。ぐるっと回って羅臼の方へ行ってくれると面白かったのになぁ。そういうコースもあるのかな?まぁクルーズはあんなもんですかね。大勢乗っていて繁盛してました。3時間45分の行程ですが、全然厭きません。天気が良くて最高でした!

無謀だった最果ての思いつき

そして、バスで1時間かかって知床斜里へ戻る。これまで、ちょっとした時間を利用して斜里川とか斜里漁港とかは既に散策してた。人は殆ど歩いていないので、浮きまくりだよなぁと思いつつぶらぶらしてたのだった。道端にはアチコチに、はまなすが咲いていてるんですよ。素敵でしょ!その他にもルピナスとかキリンソウみたいなのも見かけて良い季節に来たなと感慨。

でね、まだまだ陽が高いので、市内マップを見てて気になった「以久科原生花園(イクシナゲンセイカエン)」へ行ってみることに。いやぁ、大冒険でしたよ。行けども行けどもなーんもないんだもん。途中にマップにも載ってた霊場を過ぎても先に何もなさそう・・・「まだ先ですか?」とたまたま歩いてたおじさんに聞いたのよ。そうしたら「あと1キロくらいかな?すぐだよ」と軽く言うんですよ。イラストマップだと、とっくに着いてるくらいなんだよ。そうか、マップはデフォルメされてたんだな、アテにならんな。でも1キロならと、トライし続けました。

が、相当歩いても、先にな〜んもない。はっ!そうじゃん、田舎住民の“すぐ近く”を信じてはいかんと、気づきましたがね。あわあわ!!!Googlemapしてたっけな?ちょと記憶がないんだけど、ついにちょと陽が傾いてきてしまいました。

徒歩の大変なことは、来た道を戻る時間が同じように必要な事でしょ。ポケットライトは持っていたけど、まさか最果ての地で真っ暗な道を歩く事になったら大変すぎる。ネオンは無いから、めっきり暗いだろうよ。諦めて戻るしかない。うむむ残念である。

そんな事より、明るい内に駅前付近まで戻れるかの瀬戸際かも。大いに緊張しました。車もまったく走ってなかった感じだしね。でもね、ちょっと陽が長かった感じなの。緯度が高いから日没が遅いんだよね、これが助かった。19時ちょと過ぎに日没だったみたい。無事に明るい内にホテルまで戻れました。ふう。アウトドア初心者は大冒険禁物だね、またまた反省。

6月22日[12,980歩]6月23日[17,865歩]

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