道東ロードトリップ＞帯広〜釧路

2016-06-21

釧路湿原駅

念願の最果て列車・根室本線に乗る

帯広は結構、薄ぼんやりの天気だったんですよ。まだ回復しそうにないじゃん。ちっ。梅雨のないエリアに来たつーについてない、ブツブツ。これから、根室本線期待の車窓だつーに泣けるわね。

ここは約3時間かけて釧路を目指すゆっくり列車にしてみたよ。あら、やっぱりがらがら。寒々しい。だけど、携帯はマナーモードにとか、お馴染みの口上を長々と述べてらっさりました。お役目ご苦労様。もしかしてお客さんが殆ど乗ってない事をまったく気づいてないんじゃないかと心配してしまう。

そんな事より、いつか根室まで行ってみたいんだけど、早めに目指さないと廃線になるやもしれんと、ドキドキしちゃいましたね。北海道では、誰も鉄道に期待してないように感じました。苦労して架設したんだからもっと頑張ろうよ！！！

晴れた海岸線は、やって来なかったけど、すんごい荒涼としてて最果てっぽくて面白かった！目が釘付け！！まぁ、根室本線は、花咲線とも言われる釧路から根室間が絶景らしいけど、予兆は充分に有りましたね。こんなにワイルド系ならば、天気なんか良くても悪くても、楽しめるなと思いました。遠くまでやってきたなぁとうっとり。根室行きは早めに狙うぞっと！！

早とちりの釧路湿原体験記

さて、やっぱ釧路は「挽歌」の街かしら。大昔に読んだけど、どっちでもいいなぁ。まずは、市内散策。和商市場、釧路川、幣舞橋あたりの景勝地はぶらぶら歩いて行ける距離にあって好都合。立派な施設の多い街だなぁ、資金力は有りそうねと感じたのですが、いかがなもんでしょうか？街のなかにすっぽり港があるなんて、カッコいい。

釧路と言ったら釧路湿原ですよね！！釧網本線の湿原ノロッコ号が走ってる時期だったので、ちゃんと予約しておきました。予約なんてするべきなの？と聞いたらキッパリするべきと言われたけど、内心大げさだなと思ってた。それは甘かった。ここだけどっと観光客が押し寄せてるんだよ。超満員だったです！中国の方も多そうだった。

列車自体は普通、わざとらしいだけの乗り物でしたね。三人掛けのベンチだし。乗ってるのが恥ずかしかった。でもね、ともかくシーズン中は列車の本数が増えるからそれなりに便利だよね。ゆっくり走るから湿原の景色が良く見られるという謳い文句はグッドアイディアだと思う。まさか着いた先に、展望台だけしか無いとは思わずに、乗せられた自分が悪いだけだもん。釧網本線頑張れ！！

天気が悪いので、これくらいしか見えんかった。ご自慢の展望台からの景色がこれだ。あらら。でも、私のショックはこれではないのよ。湿原なので、木道を歩きつつ咲いてる花々を愛でられると思ってたのだ。パンフレットもチェックしてた筈なのですね。特に、先に釧路湿原を制覇してた妹から充実した資料を貰ってたし、木道を歩いた話も聞いていた。お花の写真もみせて貰ってた。

でもさ、人は自分の聞きたい情報しか聞いてないんだなと痛感した瞬間だった。ここには木道はないんですよ、がーん。木道が歩けるのは、釧路市内からバスで行ったりする所なんだそうなんです。電車で到着しても無駄な抵抗らしい、くすん。湿原の植物が見たかったのに、なんてことだ。

つまり、この釧路湿原駅からは細岡展望台には行けます。細岡ビジターラウンジも有ります。あとは、道路があるのでたくさん歩ける人は、次の湿原を目指せるのかも。ビジターラウンジで聞いたところでは、歩きより車って感じだった。トレッキングコースになってるんですか？と聞いたら、そうでもないと云うのよ。うむむ、北海道は広いから大変だ、悪かった私の領域ではありませんと敗退す。

それでも、ここまでやってきたのだから再び電車に乗って塘路（とうろ）を目指しても良かったのかもしれん。でもさ、意気消沈してて、雨は降ったりやんだりだったから、帰ることにした。そうしたら、またまたノロッコ号がやってきちゃいましたね。帰りは決めてなかったので、予約はしてましぇん。その場合は、最後尾の通常車両に乗せてくれるんだと。同じ景色が見られるんだから、それで充分だよ。ベンチより座り心地もいいじゃんか。でね、観光客の朝は早い。ゆっくり見ようと丸1日を湿原散策に確保してたのに、この事態でしょ。あっさり午前中でクリアしてしまいましたとさ。

春菜湖散策コースと六花亭

じゃぁ市内散策だね。この時間から木道を歩けるところへ挑むには無理があったから諦めて、春菜湖散策コースにお出かけします！アウトドア系、ドライブマップ、グルメマップなどのリーフレットがとても充実してるんですよ。これは有り難かったです。取りあえずお近くまでバスで行って、遊歩道らしいのを見つけてぶらぶら歩きました。まだまだ弱者で長い距離は歩けないんだけど、日頃の精進ですね、ちょっとづつ距離をのばしてますです。鳥や植物の種類が多いと書いてあったけど、それほどには感じなかったな。きっと気づいてないだけだよ。でも見知らぬ場所なのでなんでも新鮮で楽しかった！

さてと、釧路市立博物館や春菜湖ネイチャーセンターがあったようですが、私が立ち寄ったのはここ。へへへ、六花亭・春菜湖店。ついに喫茶室でお茶しましたよ、執念だわね。落ち着いた店内で、春菜湖が眺められて、気分よかった！！もちろん、偶然出逢ったワケじゃなくて、釧路店はどこじゃろ？と調べてました。物好きの極みだもん！！

バス停も近くにあるようだったんだけど、本数が少なかったから、駅まで歩いてしまう事にした。お茶してヒットポイントも回復した事だしね。駅に向かう道なので、へろへろになっても座って休めるお店はあるんじゃないの。タクシーという手もありますがな。と自問自答。今度は久寿里橋という所を通って駅前のルートイン釧路まで帰ってきました。大冒険だったじゃん、やった！！私にしては、たくさん歩いたよ！