道東ロードトリップ>船旅〜苫小牧


太平洋フェリー・初日、しょぼい雨の夕暮れ

さぁ、よちよち北海道編スタート!

初めての北海道、そして初めてのロードトリップなり。苫小牧→帯広→釧路→知床→網走→旭川を巡る12日間。

出来れば長い長い海底トンネルを通過したくないんですの。だから、船旅にしてみた。名古屋から苫小牧まで2泊3日。Web早割で個室を取り、なんかカッコよさそうじゃんと妄想を膨らませてお出かけしました!

食事は期待しない方がベターと経験のある友人から聞いていました。なので、柿安のお弁当をお持ち込み。へへん。しかし、そんな人々はいっぱいいましたね。ともかく船に乗る→夕陽をみながら食事→娯楽→寝る。これだけだわ。Wi-fiは使えるエリアもある。船室は使える時と駄目な時と結構予測不能だった。

海はみえない部屋だったけど、個室は快適だったな。洗面もシャワーもちゃんと使える。しかし、お船の音がず〜っとうるさいのよ。初日は1時間くらい寝れたかしら?程度。読書が進みましたがな。そうだった、飛行機でも寝れた事が無かったんだった。老人力がついたと思ってたけど甘かったわ。が〜ん。

でもね、次の日に昼寝とかしなければ、さすがに夜は寝られるだろう。この歳で2徹はないだろよ、と腹をくくり、昼間はアチコチを探検して元気にしてました。食事は、今時ならあんなもんかな?そこそこ食べられたのでほっとした。しかし、やはりそれほど画期的な事は起こらない。仙台に向けて粛々と運行するの図。スピードが出てるセイか、甲板は風が強くて長居ができないの。日差しも強い。優雅な船旅の雰囲気はまったくなかった。拍子抜けだったので写真もない。

でも、天気は良いから、海を眺めつつラウンジで本を読んだりして、のんびり、ゆったりしてました。読書に飽きたから、持ち込んだDVDでも観ようと部屋に戻ったの。ほどなくして「iPadの落とし物が有りました」とアナウンスが!うぎゃ〜!!

それ、私だよ。あわあわで受付へ。暗証番号で認知されて、めでたく手渡された。良かった〜〜!!届けてくれて有難う有難う有難う!!iPadも大切だけど、ケースをちょっと張り込んだから落とすと痛い。大きな失敗その1でした。船旅と云ったら、一生これを思い出すでしょう、まったくね。

そして、苫小牧へ上陸!

さて、ここって何があるの?帯広へ行くために、3時間の電車待ち。方向音痴の私にはちょっと半端な時間なので、昼食してキャリーケースをコインロッカーに預け、ぶらぶらと街をお散歩してました。ほほ〜やっぱ製紙の街ですねとか。道がまっすぐだなぁとか。北海道っぽいじゃんと満足し、早めに駅へ。

出発時間の20分前くらいだったと思う。すでに電車がホームにいたので、すわっと乗り込みました。でさ、なんとキャリーケースを持ってない事に気づく・・・。いやはや、大失敗その2ですよ。びっくりしたなぁ。気持ちは大慌てだったけど「大丈夫、時間は有る」と言い聞かせて、目指すコインロッカーへ猛突進!!!

実は、大きめのキャリーケースと一緒には手荷物バッグが、コインロッカーに入りきらずだったのだ。しかたなく、手荷物バッグを預けるのは諦めて、軽くするために中身だけをバラバラとロッカーに入れてた。つまり、キャリーケースを取り出して完了じゃないワケよ。理屈としては、入ってたものは元に戻る筈である。しかし、動揺してるからさ、なんかもうテンコ盛り状態の手荷物バッグをキャリーケースの上に置いて、ホームをずんずん進むの図になりましたね。ちゃんと間に合いましたので、ご心配なくなんですけどね。

スタート地点で、コインロッカーに荷物を置き忘れるなんて事をするヤツなんていないと思うけど、いましたね。これまでも、いろいろな失敗はしてきたけど、これまた心に残る失敗で有ったことよ。苫小牧と云ったら、一生これを思い出すでしょう、まったくね、再び。

ロードトリップについて

北海道の鉄道旅行ってスケジュール組みが、もの凄く大変だった!車の運転は出来ないので、鉄道とバスを乗り継ぐしかないのよね。行程を作ってて何度もめげそうになりました。線路はあっても電車が走ってないもん。豊橋って都会だったんだなと思い至りましたよ。北海道の人、ごめんなさい!!

一番驚いたのが「知床斜里駅」ね。世界遺産への玄関口だと思ってたんだけど、甘かった。知床斜里から釧路へ行く電車が1日に5本、網走行きが9本だけ。私鉄なら無人駅なんでわ??って感じ、でも駅員さん3人くらいいたよ。ビジターセンター付きの、キレイでちゃんとした駅だった。駅弁は無かったけど。

なにが言いたいかというと、ひょっとしてこの地で気ままな旅って禁句かもとね。知床斜里駅で、朝7時26分の電車を逃したら、11時17分まで来ない。びびったよ、こらあかん。何度も来てる内に、抜け道を見つけたりするかもしれないけど、初挑戦の今回は安全策をとっときたい。つまり、全部の出発時間が決め打ちになっちゃうの?うむむ、それしかないじゃんか!!

ふらっと駅についてホームで電車を待つんだったら、それ相当の覚悟が要る。電車の来ないホームに居るのが好きな人は問題ないかもだけどね。やっぱ生涯を効率優先で渡ってきた身としては、無理でした。時間がもったいないと思ってしまう。いつか克服できるのだろうか・・・

網走だけは1泊。他の都市はすべて2泊にした。折角たどり着いたのだから、1日はぶらぶらとまち歩きしたいから。これは正解でしたね。どの街も面白かった!

と、云う事で、まち歩きの余裕はあるけど、A地点からB地点への移動は全て決め打ち。特急は指定席にしたので、がんじがらめ。スタートでつまずくと後々まで響くなぁ大丈夫かしら??と自分で作っておきながら、ヒヤヒヤしてたのでした。苫小牧で荷物を置き忘れてたら、どうなってたんでしょうか。もちろんドタバタの最中にこのキツイ行程がよぎってましたとも。

しゅわっち!そんなこんなで、波乱を幸運で乗り越える、壮絶な幕開けだったのでした!
6月16日[8,424歩]6月17日[7,725歩]6月18日は継続中

※さらなる過去記事
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