田貫湖の富士山

なんてことよ、2泊3日でさ田貫湖の富士山を愛でる旅だったんだけど、ぜーんぶ雨だった。富士山の富の字も見えないつーの。あら、ビックリ。今までの旅行は、かなり幸運だったんだなぁと感じ入ったよ。まったくね。

歩く道のTV番組で絶好のロケーションっぽいお宿を見つけたの。そこに行きさえすれば、ずっと富士山を眺めていられる筈だったのだ。さらに、富士山を眺めながら歩く道も開拓するつもりだったの。

ある日「ぐるり富士山トレイルコースガイド」って本を見つけた(写真はずずっと下にある)。[静岡・山梨両県が選定した初心者にも歩きやすいルートで、ぐる〜り一周!]ってコピーなの。旅行のコーナーではなくてトレッキングのコーナーに有ったのだ。凄い福音じゃん。そうだよね、どこかへ行く=旅行とは限らない。登山本は昔からどっさりあるし、お鉄も深いじゃない。スポーツ的な観点も持つべしだったのだなぁ。初心者はこれだから・・・へへへ。

本を見つけた時には、これをライフワークにしたろって勢いだった。ちょうど白糸の滝から平成棚田を通過して田貫湖へ到着するTV番組だったのだ。もうね、妄想モードはさらに加速。そうだよ、これを持って田貫湖さ出かけようってなもん。で、出かけちゃいました。

白糸の滝

立てちゃったスケジュールは、消化せねば。観光客は雨にもめげずやってくる。私も惰性で白糸の滝見物。でもなかなか神秘的で素敵じゃん、気に入ってしまったわん。軽井沢のは、一度見ればOKだけど、こちらはまた天気の良い時に来てみよう!

今回は雨だったから深追い出来なくてさぁ、ま、それが幸いだったかも。現地に来てこそ解る距離感。つまりバスでがんがん走ったところが先の本に載ってたのよ。近衛はなさんが歩いていた道だったりするの。うっそ!結構な山道だよ、登ってるよ。歩道がない所も多いし、山中での車とのすれ違いとか、なかなかハードじゃないの。やっぱそんなに甘くはないなぁ。なんだ坂こんな坂でわしわし登ってしまえる人は大丈夫だろうけど、街歩き程度の私では無理無理。ぐすん。

焦っちゃいかん。ちょっとずつ距離を伸ばしていくんだよ、と思ったりはしてるです。でもね、まったく車にのらなくてグループ行動が苦手な私の場合、途中でめげたらバスに転換出来るとかタクシーが呼べるとかの策を講じないといかんワケ。それが出来そうな範囲を見極める必要があるから垣根も高い。踏破とか云う言葉を遠く遠く感じるよ。

国民休暇村「富士」

国民休暇村「富士」に2泊した。良く考えずに「新緑の富士コテージ得とくプラン」をWebでポチッとしたの。1人のメニューも載ってて、安かったのだ。しかし、コテージ=少人数用の離れってワケじゃなくてさ、5〜6人は泊まれてキッチン付き駐車スペース付きの立派なコテージだったよ。あら、一人で占領しちゃってすいません!って感じ。フロントさんのコイツ何しに来たんだ視線が突き刺さる。きゃいん、浮いてしまった〜〜。

森に囲まれててグッドな居心地だったすよ。2週間くらいルンルンで暮らせそう。天気が良ければね、富士山が見えればね、ふん。でもさ、ちょっと待ってよwi-hiは?おお、ルーターなさそうだよ。あわてて、フロントまで飛んで行った。徒歩2〜3分だけど、雨がざぁざぁ。なんと、wi-hiはフロントとロビー付近しか使えないんですと。シニア層にwi-hiは、まだマストじゃないって事か。とほほ。ネットするだけならモバイルルーターで問題ないけど、オンデマンドで動画を観ようと思うと辛いもんなぁぶつぶつ。Webをチェックしたけど「ロビー周辺での公衆無線LANサービスを拡大中です」とかなってるんで、先は長いかも。ここはネックですね、数日くらいしか暮らせないかも〜(ぼそっ)

国民休暇村そのものが初体験。平日だったからか、シニア層ばっか。そして、グループ多し。さらに、思ったより車で来てるご夫妻が多い。やっぱ車社会なんだなぁ。さわやかウォーキングはそれなりにしか浸透していないのかな。泣ける。そして、シングルはめっきり少ない。でもさ、ロケーション以外に期待するものはないので、私はなんだって良いのよ。食事はバイキングのみみたいだけど、この価格なら充分なお味。気に入ったのは「ランチもやってます!」「どんどん食べに来て!」って感じだった事。一日中休暇村にいて、だらだらしてても大丈夫。ウォーキングするエリアには事欠かないのもベリーグッド!ただし、天気が良かったらね(くどいか)。

田貫湖周遊コース

取りあえず、富士山はまったく見えなかったけど、見える時はずっと素敵に見えてる筈って道は踏破しましたよ。じゃん。田貫湖一周プラス小田貫湿原ね。田貫湖一周が3.3kmだそうなので、小田貫湿原を含めるとざっくり4km強ですかね。

さわやかウォーキング初心者の部よりヤワだけど、いいもん。周遊はヤワな人には有り難いしね。道はほとんど平坦。富士山が見えて気持ちの良い季節に2周するとかして距離をのばすとかさ。ヤワ過ぎるかな。まぁその近辺でも少し伸ばせそうな道もあるじゃんね。100点満点を取るんじゃないからさ、好きなように精進するです。

地元の葦毛湿原にはずっと前だけど何度も行ってるのだった。だから幻想はないんだけど、時期が難しいね。後から聞いたらここは夏場が本領との事。ってか湿原は大抵夏場かな。葦毛は春から夏にかけてミカワバイケイソウやカザグルマがばりばり咲いてたし、秋はシラタマホシクサだしで、お楽しみ期間も長いって事なんだね。夏に釧路湿原へ行くんだけど、どうなんだろ??

田貫湖周遊コースに戻る。

帰りのバスをロビーで待ってたら「これどうぞ!」と折り紙をくれた。鎌倉にお住まいの折り紙の先生でさ、やはり富士山を愛でに来ててね、残念がりっこで盛り上がったわ。最終日は特にすんごい雨と霧。憂さ晴らしでもしないとやってられんつーの。して、富士山の折り紙も持ってたから、折り方を教えていただく。どうだ?可愛いでしょ。久しぶりなのでちょともたついたけど、富士山は簡単に折れるよ。赤富士が私の作。いただいた「お父さんのシャツ」の折り紙は、難しそうなのでまだトライしていましぇん。このまま爪楊枝がさせるし、大きめに作るとポチ袋として使えると言ってらっさいました。待ってても富士山見えないから、とっとと帰途に。静岡でランチして2時か3時には豊橋にたどり着いておりましたとさ。

お土産はトイレットペーパー。これだけ。一個130円もするんだよ。高い〜!でも一部が富士山の環境を守るための富士山クラブに寄付されると書いてあるから、愛好家としては絆されてしまう。期待してなかったけど、使い心地はベリーグッド。エライ!
5月9日[11,904歩]10日[21,546歩]11日[10,619歩]

※さらなる過去記事
PageTop