紅葉の蓼科

京都より早めに紅葉するんじゃないかな?と思い、蓼科へ行くことにした。距離もあるから3泊4日の行程。これこそヒマ人だから出来ることじゃんとドキドキ・ウキウキ。塩尻までは行った事があったけど、それ以降は五里霧中。雑誌とかで○○オーベルジュとか載ってたし、原村とかペンション村があったりして軽井沢に次ぐ避暑地なんだろうと思ってましたね。車山高原とか近いのかな?高山植物の季節じゃないけどどうなんだろう?とかね。

特に気合いは入ってないんだけど、観光地として確率されてる印象でした。んが、車がないとまったく無理でした。例えば富士山周辺は、たとえバスが2時間に1本しかないとしても、何度も行く気があります。丈夫な足がある限り私の冒険は続きますとキッパリ云える。だって、富士山は道端からだって眺められるもの。

蓼科は車の運転ができない一人旅では荷が重すぎる。今は、二度とごめんだわ、とさえ思ってる。すいません蓼科。

諏訪大社上社本宮

観光案内所で聞いて諏訪大社へ。1時台のバスは出てしまった。次は4時台までない。のようなダイナミックさ。はふ〜。片道2,000円位だそうなので、タクシーで行ってみることに。諏訪大社には少し爆買いの方々がいらっさいました。もう慣れちゃった。諏訪大社上社前宮というのが近くにあるみたいだけど、道がまったく解らなくて挫折。帰りのバスも無理な時間だったのでタクシーで駅へ。

リゾートホテルは油断大敵

まずホテルのチョイスが間違ってました。富士山の時と同じ系列のリゾートホテルで、やっぱり敷地内に入ったら最後、車がなければ一歩も外に出られない。このタイプを選んではいかんと、今は学びました。豊橋に置き換えると、駅からシャトルが有るならなんとかなるだろうと、石巻山頂付近のお宿に決定。しかし、車がないので下界へ降りられない。観光するにもいろいろ不便。ま、そんな感じ。これは例えですよ、石巻山なら健脚さんは登り降りできるのかもだから。お泊まり特典釣られてしまったのよ。私が悪かった。

注:石巻山=豊橋の北部にある標高358mの山、wikiがあるじゃんビックリ。

でね、もっと最低なのが、到着した日の夕食ね、予約が満員だった〜。リゾートホテルなのに宿泊客分の席がないのかよ、って感じ。ネット予約を忘れずにですな。甘かったわ。詳しく書くとホテルが特定出来てしまいそうなのでここまでにしておこう。真っ暗なホテルの敷地内で途方に暮れてしまいましたとさ。
注:夕食にはありついたのでご安心を。


こちらもお金で買える景色に包まれてます。お山3つ分くらいが敷地かも、めっちゃ広い。良い感じの紅葉ぶりでしょ。邪魔なものは見えないようになっとるの。言い方にトゲがあるって?トゲトゲにしとるの!

2日目はホテル主催の紅葉ツアーに申し込んであった。なので、実質的な自由行動は1日分。ホテルのコンシェルジュちゃんに聞いてみた。Webで調べた限りではどこもバスだけでは不便だったのよ。なんか良いとこない?まったく無いのよ。これが。車がない人を楽しませるにはというマニュアルが無いみたい。信じられん。もう車は乗らないとかいう高齢者の金持ちを相手にしたりしないのかなぁ。これからの高齢化社会をどう思ってるんかい!と説教したくなっちゃったわね。

無駄な動きの図・タクシーは5千円以内だったかと

シャトルがないと、どうにもならない場所にいるんだけど、ここのシャトルはスケジュール通りにしか動かない。なのでともかくタクシーで脱出する事にした。目的地は一番近い路線バス乗り場だよ、笑っちゃう。

後から解ったんだけど、朝早くシャトルで一旦駅まで出て、路線バスで巡った人もいたそうな。私も結果的に帰りは、そのようになりましたがな。タクシー代をけちりたいワケじゃないけど、もしも往復3万円くらいするとしたら乗る?3人様とかならともかくお一人様ですよ、私はちょっとそこまでは出来ないなぁ。1日1万円払えば、そこそこ連れてってくれるみたいな仕掛けがあるんじゃないかと思ってたけど、甘かった。京都のハイヤーとかエライなぁ。

路線バスで北八ヶ岳ロープウェイへ

すいません、文句垂れてたら長くなってしまった。
ともかく前の晩に調べてて路線バスで行けそうな「北八ヶ岳ロープウェイ」を目指した。1時間くらい乗ってたのかな?地図では近くみえるかもだけど、お山の上なのでうねうねしてて時間がかかります。でもね、道中の景色も楽しめたから良かったよ。紅葉ぶりがいいのよ。でね、ロープウェイにも乗りました。怖いからヤなんだけど、ここまで来たなら乗った方が自然だよね。

行った先には坪庭があり、ウォーキングコースになってた。おお、なんか山の上だよ、凄いじゃん。こんなディープな景色の中を私が歩いてるなんてビックリって感じ。

で、ふと帰りの事を考えないといかんと気づく。まず戻りのロープウェイ。そしてバスだよ。ここ山の上だもん、バスに間に合わなかったら問題過ぎる。いやぁびびりました。もう1便早いロープウェイで戻ってれば、食事も出来たタイミング。しかし、もう待ったなし。急いで戻ればバスに間に合う状態。ロープウェイを降りて、5分もしない内にバスが来ましたがな。ふぅ。バスはガラガラだった。皆さん車で来てるんだね。水族館とかもあったべな。

途中、小津安二郎記念館・無藝塾の前をバスが通過。お気に入りの散歩道とかもあるみたい。

横谷峡遊歩道ツアー

ホテル主催の紅葉ツアーに出発。雨の予想だったけど、きっぱりと晴れました、ぱちぱち。ガイドさんも入れて10人くらい。似たような年齢の方ばっかしで気楽。シャトルバスで紅葉スポット「横谷峡遊歩道」まで行き、1時間くらいウォーキングし、バスで連れ帰ってくれるというものぐさなツアー。道に迷う心配がないし、一人だったら心細いような渓谷もあったからこれは私にはグレイトな企画でした。

どうなんでしょう?紅葉ぶり。同行の方の感想では今年は駄目だな・・・との事。そして、何年も狙ってるけどこれはという時になかなか出合えないとも。なるほどね。もう枯れかけてる感じがあるからかしら?凄い凄い、って感じはなかったけど、銀杏ってこんなもんなんじゃないの。やっぱ銀杏より紅葉かな、京都に期待だね、なんて内心思ってた。地道に経験を積もうっと。従順。

樹木の逞しさに感動して撮りまくり。すごい生命力だと思いませんか?

帰りにはサービスで蓼科湖の公園にもお立ち寄り。足がないから、こんな事にも嬉しさポイントがアップ。このツアーは食事付きなので、帰りのバスからホテルへ連絡し昼食が整った頃にご到着しましたとさ。お大名ツアー。

午後はホテルでまったりしたり、のんびりしたりしてました(笑)。ドリップ珈琲をたっぷり持参してたし、まったりするのは得意。いいんだよ、リゾートなんだからホテルから一歩も出ないで、ゆったりするのも有りだと思う。でも、この敷地内だけでも徒歩ではどこへも行けないの、敷地内のさらに山の上にあるのです。高低差ばりばり。山登り苦手。テニスコートやゴルフ場もあるけど、夜になると敷地内シャトルで移動できるだけ。半端ない閉塞感だった。運転できないとこういうハメになるんだなぁ、と無力感に苛まれる。
10月26日[11,936歩]27日[9,854歩]28日[9,693歩]29日[10,205歩]

夕焼け雲

旅の反省

ともかく私には徒歩しかない。
そもそも旅のプランをここからスタートさせないといかんと痛感しました。東京や京都のように交通網が充実してる所ばかりではないのだ。まったくもって旅の初心者だったわね、反省反省。

交通手段をどんどん縮小しておいて、歩け歩けだなんて、勝手な言いぐさだよねと内心は思ってますよ、私は。そうはいっても、以前から「さわやかウォーキング」系の冊子を見てはいたんです。参加するのではなくて、道やウォッチングポイントの資料として。でもね、初心者向きコースでも所要時間3時間・距離10kmとかざらにあるんです。こんなに歩けないよ。健脚の人って凄いなぁと思ってた。

そんなこっちゃ駄目だ、甘えは捨てて一歩踏みだそう。徒歩なら徒歩の良さもある筈だよ。ねっ。

※さらなる過去記事
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