富士山愛

山梨県側からの富士山

富士山が世界遺産になったでしょ。これが私にはグレイトな効果があったんですよ。

数年前くらいは、富士山で書籍を検索すると、富士山に登る本がどっと抽出されました。写真集も出てきます。が、しかし、富士山ってどこから眺めたらいいのかな?とか富士山を愛でながらの良さげな散歩道はどこだろ?のような、ものぐさな人向けの指南書って見つからないんです。富士山イコール登る、ともかくそればっか。

富士山には登らないんです

私は山登り大の苦手。小学校の遠足ですら山登りだと、どうやってサボろうかとしか考えてなかった。それなのにあんな高いお山なんて冗談ではありません。無理無理。見るだけでいいの!と思う。思うんだけど、そういう同志はいないって事なのねと悲嘆に暮れてましたよ。

本じゃなくてWebでは、お鉄の方のご案内で、富士山が見える駅というのを発見。お〜それいいじゃん、と、数年前に日帰りで御殿場線の旅をしましたね。見慣れてる方が見るとへなっとなるかもしれないけど、見たい一心。新幹線から眺めるより、でっかい富士山が車窓を流れまくってて感動しました。富士宮の浅間神社へ初詣に行ったりもしました。そうこうしてる内に世界遺産登録。やった!

こういう本を待ってたの!

ある日、書店にずらっと富士山がらみの本が並ぶ。登山本もあったけど、散歩本やら何やらの愛でて楽しむ系がぞろぞろと出てきたのでした。どこに隠してあったワケ?と絡みたい気もしたなぁ。あまりの情勢変化を目にしてさ。だけど、気を取り直し、わぉ〜チャンス!チャンス!としっかり買い集めたのでした。世界遺産登録有難う!

そう、私は富士山を見てるのが好き。厭きるほど眺めていたい。どこから眺めてるのが最高なんだろ?それを見つける旅へ出発!!

山頂のリゾートホテルへ

山中湖畔にある眺めの良さそうなホテルを予約し、2泊3日の旅。富士山を静岡県側からしか眺めた事が無かったので、山梨県側はどうかしら?と思ったワケ。しかし、ここで思いがけない緊張が!京都は新幹線で簡単に行けてしまう。しかし、山中湖までどうやって行くのだろう。考えるまでもなく旅行にはこれらの行程が必須だよ、こりゃ大変だ。乗換案内が有って良かった。なかったら途方に暮れてしまうって。

ともかく今回は、乗換案内さんの仰せのままに、御殿場駅まで電車を乗り継ぎ、そこからはバスで山中湖を目指すことにした。従順。沼津駅から御殿場駅までは行った事があった。これが今回の行程のヘルプになったです。御殿場駅ってハイシーズンの時は知らないけど、オフシーズンは駅前に何もない。あまりに何もなくて、観光客はどうしたらいいの?状態。時間を潰したりする所は皆無。富士山を見たくてやってくる人がいないワケないのに不思議(アウトレットはしっかり宣伝してる)。駅前からでっかい富士山が見えて感動するんだけど、突っ立って眺めただけなのだった。また、時間を作ってビューポイントを見つけようっと。

本日は晴天なり。新幹線からの富士山もバッチリ。御殿場線の富士山もバッチリ。いろいろ、写真撮り忘れてしまった。はっ!最初に掲載したのが、山梨県側からの富士山。雪の量が静岡県側より多いのよ。それだけでやったじゃんって感じ。富士山経験値がちょと増えたかと・・・。そして、目的地に到着。ホテルの庭から理想的なお姿の富士山が見えた。

凄いじゃんと思う前に、おお、景色ってお金で買えるんだなぁと思ってしまいましたね。まだまだ初心者で、模索中なんだけど、絶景ポイントはどこぞの山頂とかが多い。このホテルも山頂に立ってる。山ごと所有してる感じ。山の下にバス停があるんだけど、シャトルが迎えに来てくれるのだった。私の足では歩いては無理。ってなロケーション。なるほど、お金持ちがお車でリゾートにやってくる所なんだなぁ、と思った次第。到着後はどこにも行けん、敷地内をちょっと散策する事しか出来なかった。

忍野八海

リゾートの夜は早い。そして、リゾートの朝も早い。
お部屋から日の出と富士山観察である。わぉ!本日も晴天なり、エライエライ。

山中湖まで来たのなら忍野八海観光をせねばね。しかし、こんな山頂にいては出たり入ったりできません。出たら出っぱなしなワケだ、緊張。まずは麓のバス停までシャトルして貰い、路線バスに乗り換えました。観光用じゃなくて本数も少ない。忍野八海って人気ないのか?とよぎる。

そして、忍野八海に到着。うっひょ〜、またまた爆買い族と遭遇。駐車場にうじゃうじゃ観光バスが止まってて、ざらざら下りていらっさいます。手段は路線バスじゃないわけね。団体行動なワケね。やられました〜

忍野八海は、不思議なところではあるように思ったけど、人がいっぱいすぎて、神秘的とかは皆無。有名な景色は早朝に撮るんだろうなぁとか、周辺住民は大変だなぁとかここで昼食は無理そうだなとか、考えて終始落ち着かなかった。でもね、ちゃんとペットボトルを持参、湧き水をGET。ホテルで珈琲を淹れました!富士宮の浅間神社詣での際に失敗し、学習した。

路線バスは1時間に2本あれば良い方。待つこと暫し、待つこと暫し。単なるバス停にそこそこの人数で待ってるだけ。休憩所を作るとか誰も考えないの?暖かい立ち飲み珈琲とか売れるんじゃない?と思ったけどね。観光バスさえかまっていれば良いって事かな。富士山駅付近を散策しようと思ってたけど、帰れなくなる事を懸念して中止。河口湖へ向かう。富士山は雲に隠れたり、出てきたりで気まぐれなお姫様状態。出てるとなんか嬉しい。隠れてると、このまま出てこなかったらやだ〜って感じ。

いざ河口湖へ

周遊・ふじっこ号、
2時間に1本くらい

山中湖周辺も回ってみたかったけど、今回は研究不足だったなぁと痛感。車がない場合はそれなりの覚悟をすべしって事のようだ。現地に来ても有益な情報が手に入るとは限らない事が良く解りました。なので、バスの本数がここよりは多そうな河口湖にチャレンジしてみた。

TV番組では周辺情報、富士山を撮り続けてる人、鉄道関係などの予習をそれなりにしてたつもり。河口湖はめっきりな観光地だと思ってた。が、夏場じゃないからかすっきり、閑散。忍野八海に負けてるやん。しかし、ともかく駅前だ、いつくるか解らないバスを待ってみることにする。

でね、大石公園へ行ってみたかったんだけど、そんなバス停はない。観光案内所はちゃんと機能してたので聞いてみたら終点の「河口湖自然生活館」で下車すると教えてくれた、うむむなんて難しい。「河口湖自然生活館」って、観光客にとって魅力的な名称だと思う?何かを喚起させる名称だと思う?私は思わない。お役所がやってる地区市民館みたいだもん。単なる認識不足?そんなところで降りて大丈夫かなぁとよぎったけど、じゃぁ大石公園に何があって、何がみたいかという明確な目的が言えないの。番組では富士山が湖越しに見えて美しかった。バスで行けるなら行ってみようと思ったという記憶だけあるだけ。だから、それ以上追求できなくて、ダメ元でトライ。研究不足を痛感しっぱなし。

コースは河口湖沿岸をぐるっと回るみたいな感じで、ドライブコースとしては満足できました。しかし、河口湖周辺は利権の渦状態にみえたなぁ。観光地にはお馴染みの美術館をはじめとして、○まわし劇場、オル○ールの森、ガラ○工芸館、宝○博物館などなど一定時間観光客を滞在させることでお金を落としてもらおうという魂胆ミエミエの施設が多すぎるように思った。バスで通過しただけだけど、それなりに乗り降りもあったから機能はしてるかと。もしかしたら補助金出やすい系の施設かいなと穿ってしまいたくなる。天然の資産である富士山が鎮座していらっさるのに何をやってんだろうか、深まる謎である。

不思議な所だなぁとつらつら考えてる内に終点に到着した。降車客も結構多かった。でね、うっひょ〜またまた大勢の爆買い族の方々に遭遇。趣味が合いますねぇ、なんて。ぎくっ無料で遊べるところとばれてるのね。駐車場には大型観光バスがギッシリ。但し、こちらは忍野八海より広々してるので、混んでる感じはない。

美しい富士山が湖越しにゆったり見えて素敵。そう、多くは望みません。こんな風に広々した感じで富士山を眺めていられたら幸せなのよ。でね、座って珈琲が飲めるじゃん、やった!ちょっと高めだったけど、美味しい珈琲でしたよ、富士山の湧き水は偉大だねぇと感動。きっとそうだよね、湧き水豊富なんだもん。でね、河口湖自然生活館そのものはグレイトだったのです。

なんだ、このWebをちゃんとチェックしておけば良かったじゃん。
なるほど絶景ポイントだったわけね。本当に気持ちがいい。何度でも行って珈琲飲みながら本を読んでいたい所だと思ったもん。写真は雲がかかってるけど、ちゃんと富士山が見えた時もあるんだよ、いいでしょ!ハイシーズンにはギャラリーが賑やかそうではあるけどね。ラベンダーが有名らしいので、初夏に行くべしかな。地元で開発したというブルーベリージャムを買ったのですが、ベリーベリーグッドでした!(笑)今度行ったら大量に買っちゃいますって。あと、富士山ネタでいろいろなお土産グッズを開発してる。それはないらぁってのから、オサレなのまで沢山ある。ここにでしか見かけないものも多々あったです。富士山愛が強いので、それなりにゲットして、ほくほく!!

もう少しバスの本数を増やそうよ、乗りこぼれも大勢いらっさた。むっちゃ混みのバスを乗り継いで帰途に。そして日の入り。この際だからパノラマ撮影をしてみたの。で、富士山側から狙い、最後の画角でさ、上の階の人が写っちゃった。あらら〜そんな所に居たんですね。やっぱり皆さん眺めていらっさるんだな。私だけが物好きじゃなかったじゃんと安心した。そしたらね、フロントには日の入りと日の出の時間がボードに表示してあったのでした。観光客のデフォルトなんだね。

出発の日は凄い霧。こらあかんって感じだったけど、午後には晴れました。富士山を眺めながらバスで御殿場駅を目指す。ディープな地域を通過して面白いルートなんですよ。そして、御殿場線も良好な富士山愛で愛で状態で大いに感激。ここはやっぱ大きくて迫力あるのよ。しかし、全然写真がない。

はっ!静岡県側からも撮らなきゃと新幹線からパチリ。頂に雪がないんだよね。気温違うんだね〜
富士山愛はまだ沸騰中。いろいろな所から眺めてみたいから、何度でもトライするよ〜
10月13日[9,416歩]14日[13,772歩]15日[不明]

※さらなる過去記事
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