念願の桂離宮から嵐山へ

宿泊地が右京区だったので、近いのかと思い、お出かけ前にWebで突如、桂離宮をチェックしました。御所とかこことかは事前予約制で簡単には入れないと知ってたから。そしたら午前中で2名分空いてる日が見つかったの。すかさずポチッ。現地で身分証明書を見せればOKって事で、その日の内に許可証みたいなのがメールで届く。これは楽でいいわ。いつか御所もチェレンジしたろ。それから、関西に住む妹に打診。都合がつかなかったらひとりで行こうの覚悟だったけど、色よいお返事。やった!

ざんざん降りだけど天下の名庭園をめぐる

妹は既に体験済みだったのです。でも季節の変化もあるし、前は雨だったから、晴れた日を所望。と。しか〜し、しっかり雨が降ったのよ。なんてこと!そこそこ天気女のつもりだったけど駄目じゃん。まぁちょっとはやむ時もあるかもしれんと期待しつつ向かう。

結果はまるで駄目。お庭を回ってる間中ざんざん降り。靴も靴下もびちゃびちゃ。ガイドさんも大変だ。でもお庭はいろいろと素敵でございました。紅葉の季節はさぞかしで有りましょう。競争率も凄そうだけど。で、ふと気づくと拝観料を払ってないんですよ。身分証明書はチェックされるけど無料なんだよねビックリ。お庭のお手入れって半端じゃないお金がかかるんだし、時間毎にガイドさんもいるのだからお金取った方がいいんじゃないの。どうせ税金で賄ってるんだからさ、と思いましたね。これって周知??

これぞ桂離宮って風景がひとつもないじゃん。そんなつもりじゃ無かったけど、とほほのほ。でもね、心の風景としてはしっかり残ってます。感動してたり感心してたりすると写真どころじゃないのよね。まぁ立派な写真は写真集に任せよう。思ってたより和モダンな様相でした。和モダン実は好きでは無かったんだけど、和なら和だけで、モダンならモダンだけしてろとか思ってたから。しかし、ここは完成されたフュージョンの世界だわね。スペシャルでございます。感服満腹。良いものを見せていただきました。

壮絶なる嵐山

昼食にと嵐山にやってきました。岡崎周辺は美術館もあるけど、平安神宮もあるから有名な観光地だよね。しかし、そこ以外はマイペースでしみじみした観光をしてたんですよ。嵐山にやって来て仰天しましたね。ここ、原宿ですか?って感じなんだもん、土日でもないのに人がいっぱい。雨はようやく上がった程度。こんな日なのに着物を着て、ソフトクリームを食べながら沢山の若者たちが闊歩してる。賑やかい賑やかい。そうなんです、まだ爆買いの人々が観光地になだれ込んでるの図に慣れてなかったのです。そうい云えば錦小路もやたら混んでたじゃんと繋がった。証拠写真は撮ったつもりだったけど、無かった。

天龍寺の境内にある精進料理店「篩月(しげつ)」にて昼食。とても美味しかった!炒った大豆を使ったと思われるお出汁が絶妙なんですよ。妹とふたりで感激しながらゆっくりいただきました。こちらは、拝観料を払ってからの場所にあるので、食後は天龍寺も見学。天井の雲龍図もちゃんと見学。寺院の天井に雲龍さんがござるのは、ここで見るのを打ち止めにする。もう厭きた。どれをみても似たようなもんだもん。マーケティング完璧、そつなく観光客に配慮してるお寺かなと。

奥嵯峨野の祇王寺

有名な竹林散策。わぉ!こんなところから入るワケ!!!妹が案内してくれたから行けたけど、一人だったらこの先はどうなってるんだろと疑心暗鬼すぎちゃって入っていけないかも。狭いし、渋滞しそうなほどの人々でしたね。皆良く知ってるね、エライなぁ。終始あんぐり。途中、人気のパワースポットなどを通過する。紅葉の頃の下調べ的にきょろきょろしつつ、雨上がりの嵯峨野をずんずん歩く。

平家ゆかりのこじんまりしたお寺「祇王寺」に誘っていただく。雨上がりなので苔は絶好調。紅葉も迫力ありそう。隠れ里のように使ってたお寺らしく、しっとりと落ち着いた佇まいでした。とことこ歩いて嵐山に戻り、夕食用に生湯葉を買い求め、嵐電で帰宅。映画村はもう閉まってました。[24,353歩]

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