放蕩三昧への道

65歳くらいになったら仕事を辞めよう。
糸の切れたタコみたいに、思う存分遊ぶぞっと!!これを、ざっくり10年くらい前から計画してきた。

その1・寿命

あと何年くらい生きないといけないのかなぁ??
そうです。ここがポイント。
老後の資金を年金だけに頼るワケにはいかん。といってやたらに貯め込んでても墓場まで持って行けん。第一、長生きするのが目的なんじゃないもん。楽しく生きられるようにしないとね。って事で、なんとなくだけど75歳まではそれなりの生活が出来るように貯め込んでおこう。それから先のことは、まぁなんとかなるじゃろ。と決めたのだった。誠に大ざっぱだけど、先々までキッチリ計画してたって誰が誉めてくれると言うのよ。だしょ?(早く安楽死が認められる社会になって欲しい!!)

その2・老後の資金はどれくらい必要?

CMなど世間は適当なことをほざいてますな。うっかり口車に乗っては駄目ですよ。私には子供がいないし、お金をせびりにくる親戚もいない。マンションなので、共益費は必要だけど家賃はいらない。借金もローンもない。料理は大好きなので、基本は自炊。服などは全身ほぼ無印良品状態、お金がかからない。本を買いまくる癖があるんだけど、それ以外にお金は使わない。

すると、まぁ年間150万円もあれば楽勝かと。実際に年収140万円で何年か暮らしてきた。まぁね背に腹は変えられない状況ではあったんだけど、これが結局は自信につながった。そうなのよ。入ってくるモノは少なめでも、使わなければ足りてしまうのです。国民年金しっかり払っておいて良かった。個人年金もあるしさ。
昔から本と映画代はケチらない。これ以外は結構意識して無駄を省き、効率よく暮らすのが趣味なのだった。

その3・効率よく暮らす

WOWOWやスカパーは契約してるけど、モバイルデータ通信はオフにするとか。月額の安いモバイルルータ持。

貯蓄や個人年金、生命保険は、利率を計算して手取りを確かめる。税金や国保もちゃんと計算式で確認する。税金が戻ってきそうなら確定申告をする。これ、国策に対する挑戦だと思ってるのだった。良く解らないとか言ってては駄目。自分の収支は自分で決着つけるの!余分な税金は払いたくないもん。そして、最近はこれも馬鹿にならない。クレジットカードのポイントですよ。還元率の高いタイプを意識的に使い、ポイントをしっかり貯めて余録を獲得する。

その4・認知症対策

ここは悩ましいところ。しかし、3年ほど認知症の母親を見守り、そして看取った。認知症になると何がどう大変かはそれなりに学んだつもり。そして、介護保険が何をやってくれるか、高齢者医療保険はどうなの?については、手続きから始まって一通り見てきてる。より高齢者がだぶついてくるこの先がどうなるかは解らないけど、私だけが取り残される事はない筈さ。そんな事より認知症にならないように、日々精進だよ!!

と、こんな風にすこしづつ問題を整理してたのです。
忙しい時期をぬってたワリには、結構用意周到なんじゃないかと思うんだけど、どない?で、やってみないと解らんけど、まぁ大丈夫なんじゃないの?と思い至ったのですよ。自分の運命は自分で切り開く!エイエイオ〜〜!そんなこんなで、放蕩三昧な筈の隠居生活へと出帆したのでした。

経営者だけど、退職するじゃんね

2015年6月ごろから、取引先さんや友人たちに「会社はこれからも続くけど、私は退職するじゃんね」と公表し始めた。まぁやっぱいきなりは、いかんだろうなと大人のふりをしてみたワケ。馬車馬のようにひた走っていたので、仕事が好きな人と思われてた気配あり。いろいろな反応があった。

やめてどうするんだろ?きっとこれが一番の不思議だったんじゃないかな。

そう思うのは当然だと思ったので先手として、これからは遊びまくるじゃんね!と伝えられる人には伝えた。私の本性に気づいてた人は、この答えで納得してたと思う。しかし、5年もすれば飽きるんじゃないの??と多くの人は内心思ってんじゃないかな?どう?しかし、私は、遊び暮らす事に、飽きない自信あるのですよ、ふふふ。

両親もそうだったのだけど、死ぬまで仕事を続けたい人って多いよね。そういう人はそうすれば良いと思う。が、そうでない選択肢もあるのである。それをもっと認めようよ。仕事で生かされてるだけが人生じゃないんだって。

そうね、ブルースマンは死ぬまで仕事(ライブ)をやってて欲しい(笑)。
こほん、私はマディ・ウォーターズや、ライトニン・ホプキンス、スリーピー・ジョン・エステスらの来日公演を生体験してるのです。彼らはスペシャルだよ、本当にかけがえがない!!生きてて良かった、ずっと演ってくれてて有難う!心から思ったよ。大いなる例外ね!!勿論、ディランもクラプトンもずっと続けててほしい。

努力って報われる!

ちょっと話を戻そう。
殆どの人が、会社が続くなら問題ないって感じ。優秀なスタッフが引き継いでくれるの図をご理解いただく。準備はぬかりなくですわん。会社と個人は別物だよね。そう、私の変わりなどいくらでもいるのよ。これ凄く有り難かった。どれだけほっとしたことか!生まれて初めて努力って報われるじゃんと心から思ったわね。いろいろ報われない人生だったのよ、ヨヨヨ。

すわって、そんな風にして7月31日がやってきて、私のお勤め生活は、終了した。花束をいただき、会社の前で記念撮影をねだる。パチリ。

経営者つっても弱体。自分の生活だけ考えればいいわけじゃないからさ。やっぱスタッフさんに対する責任というか諸々の事柄が、肩にずっしり乗っかっていたんですよ。やっと責任がなくなり、荷を下ろす。ふう。皆さん、おっちょこちょいな私を支えてくれて有難う!感謝感謝感謝!!

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